与力・仏の重蔵 - 情けの剣

著者名：藤水名子

二見書房（2015/03発売）

• ISBN：9784576140117

内容説明

鬼より怖い凄腕与力がなぜ「仏」と呼ばれる？　男の生き様の極北！

惨殺死体が続いて見つかる。ホトケの身元を調べると、かつての盗賊一味だという。
誰が何のために？
犯人を追う重蔵の苦悩！

与力は普通、現場には足を運ばないが、南町奉行所与力・戸部重蔵は、いつも自分で検分に出向く。それだけでも変わり者だったが、火盗改め同心への抜擢、そして本来世襲であるはずの町方与力への出世は、兄とも慕う幼馴染、勘定奉行の矢部定謙の口利きとしか思えない異例のことだった。仏の重蔵と呼ばれる男の、これぞ男の生きざまを描く、著者渾身の新シリーズ第一弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[とし]

与力・仏の重蔵 「情けの剣」1巻。読友さんの感想で、読んでみました。火盗改めから町方与力へ異例な経歴の戸部重蔵さん、仏の重蔵と呼ばれるが、時には鬼の重蔵へ、過去の暗い出来事がハッキリとしないのでやきもきさせられるが次巻の楽しみに。

2018/12/12

[フキノトウ]

引き際が良すぎる優しい重蔵様、素敵でした。物語はとても読みやすくて面白かったです。次巻を読むのが楽しみです♪

2014/10/28

[絳楸蘭]

重蔵さま優しすぎる〜！なんだろう？枯れたオジサマ話を立て続けに読んでいたせいか、違和感なくスッと読めた。っていうか大人すぎて勿体ないことしているような気がする…。腕が立って人もよくて、出世してて優良物件でも、おっきなキズを抱えてるしなぁ。これでいいのかなぁ。幸せになってもらいたいんだけど。続きも読むか！

2014/05/29

[ベルるるる]

仏も鬼も表裏一体。独身四十男の重蔵、なかなか魅力的。

2019/07/17

[一五]

シリーズ出てるのか。元火盗の与力 もちろん腕はたつ。

2019/12/12