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内容説明
対岸の光を目指して偽物の海を泳いでいたタキガワが辿り着いたのは、自身が女子高生「キリコ」として生きる世界だった――。ツキコによってキリコとしての人生を完璧に作り上げられた偽物空間で単独調査を続けるタキガワだったが、やがてツネフサやハラダすらも女子高生として生きる姿を目の当たりにして徐々に混乱をきたし始めて……。はたしてこの世界は、一人の少女が創り上げた妄想なのか、それともタキガワ中尉が生きる現実なのか、その真実とは――!? 最凶で最高の女子高生SF戦記、堂々完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨコツ
16
日本が世界に誇れるマンガだこれは。2015/12/12
フロム
10
松本次郎の優れた点は風呂敷をちゃんと畳める点にある。時代を切り取る能力がある漫画家は数多いるが「え、ここで終わり」と途中で限界を迎えたり、だれすぎちゃって分け分らなくなるケースが多すぎる。本作も幾らでもだれる要素があったのにキチンと話しをまとめあげたのは立派の一言。どうしても賛辞が陳腐になるが現時点でトップランナーの一人である事は間違いない。まぎれもない傑作である。折を見て読み返したい。それにしても松本次郎が描く食い物はホントまずそう。悪意どころか憎しみすら感じるわ。2015/12/18
そのじつ
9
個人的な思いだが。なんだか今年は『ニューロマンサー』な本に触れる機会が多かった。AIと対話する内容はそれぞれに違っていたが。松本次郎のその対話に、『カラマーゾフの兄弟』の悪魔とイワンの対話、イワンとゾシマの話の対比をふと思い浮かべた。結局タキガワをAIの呪縛から解放したのは、身体で覚えた感覚だった。クソみたいな経験(人生)だろうと、その身体で培ったものはあなたの確信そのものとなる。本書に収録のインタビューで語っていたが、作者は読書へメッセージを送っていたようだ。それは著者自身自分に言い聞かせているらしい。2015/12/18
佐藤君
8
現実か妄想なのか読者が混乱している中でのコックピット脱出シーンはものすごい緊迫感だった。どうなるか不安ではあったけどしっかり着地したのは本当に凄い。2015/12/26
arianrhod
5
初作家さんで期待なく人の勧めもあって読みだしたのですが、意外に面白かった。預言者との攻防まで描かない潔さがいい。これ以上はだらけそうだから。2018/06/25
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