電撃文庫<br> 天空のアルカミレス

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電撃文庫
天空のアルカミレス

  • ISBN:9784840233972

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内容説明

繁栄を謳歌する人類文明の陰で、静かに歴史に埋もれていくはずだった闇の眷属―“獣”。だが何者かがもたらした“戦器”が、彼らの運命を変えた。本来の力と本能を取り戻し、再び人を狩る存在となったテリオンを前に、人類に為す術はなかった―。篠宮拓也は、兄妹同然に育った礼菜と共に私立東堂学園に通う平凡な高校生。だが転校生・久慈日向子に心惹かれたときから、彼の日常は崩壊してゆく。街に跳梁するテリオンの陰、そのテリオンを追っているという日向子―。そして失われていた幼い日の記憶を拓也と礼菜が取り戻した時、運命の輪は回り始める!アクション・ホラーシリーズ第1弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

konkon

2
ストーリー的にはああそうなのという感じ。もありましたが、愉しめました。2017/01/21

薄荷飴

2
五週はしてますが、定期的に読みたくなる三上作品。自分にとっての初三上作品でしたが、王道のストーリーを追っていますがなかなか地味(褒め言葉)。ですが、それを補ってあまりあるヒロインの魅力がツボにハマった記憶があります。主人公が強力な力を手に入れるという要素はあらゆるサブカルに盛り込まれていますが、この方のそれは必ず何かしらの制限をつけているので〝強い力も持ちながらも安易に使えない〟を強調しているのが好きですね。力だけでなく頭も使うバトル展開がなかなか燃える・・・のはこれ以降。今回は露骨な幕引きです。2014/09/25

ナス隊長

1
『生い立ちだけが特殊な、平凡な少年(中高生)が異能の力を持つ美少女と出会い、特別扱いされることで、特別な存在として覚醒していく』という『電撃公式』的な『中高生の理想の物語』の基本路線に仮面ライダーのような変身システムを採用した一作、と言えるか。ただ、仮面ライダー的な楽しさよりも電撃的ボーイミーツガールに終始してしまった感じで、当時読んでいた作品が『電撃公式BmG』が多く、いまひとつと感じてしまった。また二巻以降に露骨に続いていく内容ではあるが、一冊としての物語は、一応まとまっており悪い作品ではない。2013/07/15

栗山いなり

0
人ならざる化け物とそれに対抗する力を持つ人間との戦いが描かれるバトルアクション。ラノベのアクション物としては結構オーソドックスだと思ったけど主人公とメインヒロインが良いキャラで感情移入しやすかったな。作者の代表作となるビブリアを思わせるミステリーチックな展開も面白かった。さて、この後どうなるのか2017/12/31

すかわら

0
三上延さんの語り口は好きである。が、このシリーズにはどうも伝承や歴史、古い本またはそれらに類する要素はないようである。そうしたところが好きな私にとっては、その分期待度は落ちてしまう。ともあれ語り口が変わるものでなく、調理の仕方次第でどんな題材であれ面白いもの。それなりの満足感があった2015/01/24

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