内容説明
宝暦8年(1758)の京都。若手公卿と浪人者の間に、徳川幕府を倒そうとする動きが起こりつつあった。一方、見目麗しい女たちが次々と神隠しに遭うという奇怪な事件が発生、ついには花道家元の娘・椿まで行方知れずになる。騒然とする都で、若き妖草師・庭田重奈雄の前に現れた、美しき青年公家の秘された正体とは? 怪奇小説の雄・上田秋成、与謝蕪村らも登場。激闘、死闘の一大スケールで描く妖草師シリーズ最新作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
25
前作を読んでから、かなり開いてしまったので、妖草師ってことは覚えていてもキャラを思い出すのに時間が(^^;お話しは、幕末の政治系の思想絡みで、ちと苦手な系でした(>_<)んでも、最後がハッピーな感じで良かった良かった♪2018/06/22
あかんべ
5
妖草を駆使しての戦いは、面白いが、前半の学問の解説は正直つまらなくて斜め読みだった。2016/05/02
トラジ
4
妖草・妖木の怪綺談から思想や政ごとに話が絡まり時代の大きなうねりが感じられる内容になっている。2016/07/04
zero
3
江戸時代の各学派から幕末の思想的背景が語られる点が目からうろこ。妖草が便利グッズになっている点が気になるが、ラストがハッピーエンドでよかったよかった。2016/09/23
8番らーめんR
3
このシリーズ、妖草の絵図があればもっと楽しめたかも。あとやっぱり忍者成分が足りまへん。2016/05/02