徳間文庫<br> 妖草師

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徳間文庫
妖草師

  • 著者名:武内涼【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 徳間書店(2015/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198937959

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内容説明

九代将軍・家重の治世。紀州藩の京と江戸の両屋敷に怪異が兆した。京では元藩士が“花が匂う”と称して、夜な夜な東山へと出かけていき、江戸では見事な庭園に、マダラ蓮と血色の苔がはびこりだした。
京の下級公家・庭田重奈雄は、人の念が乗り移った異界の妖草駆逐の秘術を使う妖草師であった。藩の要請を受けた重奈雄は、紀州徳川家への恐るべき怨念の存在を知ることに――。第1回徳間文庫大賞(書下し部門)受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナイスネイチャ

171
初読み作家さん。続編が話題になっていたので。人間の煩悩を苗床とする「妖草」を退治する物語。池大雅や曾我ショウ白(漢字が見つからない)など実在した人物が出てくるがあんまり活躍しなかったのが残念。物語は面白かったので続編も期待します。2016/02/06

sin

63
物語の運びが手探りで、どうかすると行き当たりばったりな筆使いに感じられてしまう。強敵に敗れ過去の経緯からの呪縛に絡め捕られたかの伏線も穿った心境の変化で呆気なく片付けてしまうところ、用意した脇役の使い方さえ、そして肝心の最終対決さえも、だからだろうか?そのうえ無理な時代考証が重なるせいか面白いがテンポが悪い。そうそうせっかく京都を舞台にしているんだからそこんとこの工夫もほしいところ、京の歴史に絡めたら妖草ももっと存在感を増すんじゃないだろうか?2015/03/24

papako

44
作者初読み。お気に入りさんの感想が気になって。面白かった。江戸時代、常世の植物がこの世にでてくる『妖草』その妖草を刈る妖草師が活躍する物語。妖しい草の描写や、その妖草を退治する方法も面白い。主人公の苦い恋と、そこから抜け出す成長も。まだまだ続けられそうですが、続編あり?さてさて次は『し』2015/11/05

紅香@新刊購入まで積読消化あと4冊⭐︎

34
常世(魔界と冥界)に生える妖草。その種子は人の世を越えられない。例外は怨みや嫉妬、濁り切った闇の心、苗床を見つけた時だ。。舞台は京都。花の蘊蓄。配役に絵師、池大雅と曾我蕭白。妖草vs妖草師。心の闇。ひとつひとつは魅力的なものばかりなのに何だか惜しい。。ところどころつまづきながらつっかかりながらの読書。発想は良いのに詰め込みすぎて集中できない。池大雅と曾我蕭白がいてほしいんだけど余分というか。。ああ、本当にもったいない(>_<)2016/01/07

coco

29
人の心を苗床にこの世に生えてしまう常世の植物「妖草」を刈り取る妖草師・重奈雄。いろいろな力を持つ植物でが出てきておもしろい。無明尼の側の話をもっと読みたかった。物足りなさもあったけど、魅力的なキャラも多いので、これからが楽しみ。植物でここまでの肉弾戦になるとは。壮絶な闘いでした。2015/03/29

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