内容説明
七星剣武祭決勝戦当日。
一輝は最愛の恋人にして最強のライバルでもあるステラとの一戦に向け、最後の調整を行っていた。
そんな彼の前にスパーリングパートナーとして現れたのはこれまで彼が戦ってきた実力者たち！ ≪雷切≫、≪七星剣王≫そして≪風の剣帝≫。
錚々たる面子を前に≪無冠の剣王≫は自らの牙を極限まで研ぎ澄ませていく！！
「騎士の頂を巡る最後の戦いで、――――僕は君と戦いたい」
かつて交わした約束は、いま現実のものとなり、大会史上最も苛烈で過酷で美しく、そして泥沼のような戦いが幕を開ける！
果たして誓いの先に待つ運命は！？ ≪最強≫と≪最弱≫、雌雄を決する第九弾！
※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
49
かつて交わした約束が現実のものとなった七星剣武祭決勝戦。一輝は最愛の恋人にして最強のライバルでもあるステラの大会史上最も苛烈で過酷で美しく、泥沼のような戦いが幕を開ける第九弾。序盤は序盤で熱い展開でしたが、それすら霞むような決勝戦は二人でどこまでも進化していく凄まじい熱戦。成長し続けるステラの隣にあり続けるために、自分の限界をぶち破ってしまった一輝はいろんな意味で頑張っちゃいましたね。今回行き着くところまで行ってしまった感もありますが、次のステージへの予感とヴァーミリオン公国編が今からとても楽しみです。2015/12/11
Yobata
43
準決勝の死闘も配慮され、延期された決勝戦がついに行われる。決戦直前に各自の体調を整え方に余念のない二人は万全の体調で決勝戦に臨む。約束の地で戦うステラと一輝、勝利はどちらの手に…？決勝,七星剣武祭完結。ステラvs一輝,究極の才能&暴力vs究極の技の決戦は想像以上のバトルだったね。一輝は調整用として決勝戦前の模擬戦はかつて戦った強敵+王馬と豪華連戦でよく体力持つなw本戦は序盤からドラゴンの力,エーデルワイスの剣技を使う,二人で高みを目指すような剣舞は最高の二人同士の激戦だったけど、先に底を尽きたのは一輝。→2016/02/09
スズ
42
ついにここまで来たかという感じ。この巻で完結しても全く違和感を感じないようなスッキリとした結末と、一輝とステラの互いの力や技を知り尽くした相手同士の手加減抜きの真剣勝負には終始圧倒された。そして、決勝戦までに倒してきた人たちの応援を受けながら、最弱のＥランク騎士が世界一の魔力量を持つＡランク騎士に挑む様子に大きく興奮させられ、ステラには申し訳ないが、一輝を応援し続けてしまった。次回は嫁さんの実家にご挨拶に行くということで、楽しみです。しかし、ここまで主人公とヒロインがガチで戦うラノベって少ないな……。
２匹のニャンコ世話担当
40
アツいってもんじゃ済まない七星剣武祭の決勝。ステラの余裕の隙だらけにみせて完璧なのを鋭い勘で受け流せる一輝。一輝が運命の殻を破って超人へ至った時点で勝負ありでしたか。終盤は“シモ”でお色気シーンを通り抜けての「一刀修羅」の「ドラゴンファング」を何試合こなしたんだ・・・。とはいえ大会前から心を抑制して生理的にストレス溜まってるから、一気に弁が開け放たれたように爆発（暴発？）したんやろうね。まあ決勝寸前に殺してしまっても生涯の愛を誓ったステラですから、『女』として粋がるわね。 さて次章展開はどうなるかな。2016/08/29
ランタン
39
面白かった。決勝戦が終わってもまだページ数がけっこう残っていたので、何するのかなあと思っていたら、まあ、ねぇ。2016/09/16
