内容説明
オル=ゴールとの死闘を経て、ヴァーミリオン皇国に訪れたひとときの平穏。だが《傀儡王》の悪意は世界にも大きな爪痕を残していた。
《人形遣い》での操作を放棄された政府関係者・職員の昏倒は世界規模での混乱を生じ、日本においては《特例招集》により学生騎士が動員される事態となったのだ。
《浪速の星》諸星雄大、《剣士殺し》倉敷蔵人、そして《雷切》東堂刀華――危機に集った黄金世代の学生騎士たちは、互いの牙を確かめ合い、未来へと想いを馳せる。だが、混沌の最中で放たれた大炎は、そんな彼らをも呑み込もうとしていた!
新たなる輝きが時代の闇を打ち払う、苦難と試練の第16巻!!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
オル=ゴールとの死闘を経て訪れたひとときの平穏。しかし「人形遣い」の影響で世界規模で混乱が生じ、日本の学生騎士たちも特例招集により動員される第十六弾。今回は死闘のダメージを癒すために一輝とステラはお休みで、脱走した囚人相手に《浪速の星》諸星雄大《剣士殺し》倉敷蔵人、そして《雷切》東堂刀華といったかつてのライバルたちが成長した姿を魅せてくれて、いつの間にか絢瀬と蔵人の距離感が気になる感じに?同時に新章突入で気になるキャラも登場しましたけど、博多弁で意外に喧嘩っ早かった刀華さんが最後どうなったのか気になる…。2019/05/31
真白優樹
12
一輝とステラが穏やかな一時を過ごす中、世界規模の混乱の中で日本に大炎が放たれてしまう今巻。―――先へ往った光を追い、原石達は進みだす。雷切、蔵人、そして雄大。かつて一輝と刃を交わし彼の心に何かを残していった者達。そんな彼等の現状が綴られると共に、彼等を主軸に据えた新たな章の幕が上がる今巻。先を往く光を追い、ぶつかり合い高め合う者達。そんな彼等へ迫るは自らの正義に酔う、強大なる狂信者。背筋に怖気が走る敵も現れ、戦いの予感が身を焦がす。果たして、一輝不在の中、戦いの行方とは。 次巻も須らく期待である。2019/04/15
AKF-ZERO
10
ヴァーミリオン王城で一輝とステラが戦役での傷を癒す中、世界は傀儡王オル・ゴールの仕出かした後始末に追われており、舞台は再び日本へ--。懐かしい面々も登場し、久しぶりすぎて《剣士殺し》?《凶運》? うんうん、誰だっけ??な状態で思い出すのも一苦労です。刀華とカナタと泡沫のラーメン屋での一幕はお気に入り。豚骨ラーメンを食べながら「ばりうまかー♪」と無意識で博多弁が出る博多女子、カワイイ、カワイイですけど、よりにもよって味噌と醤油を知らない子ですねだとう!? 2021/04/26
Susumu Miki(Dik-dik)
10
新編スタート的な巻。一輝、ステラ、珠雫は出番なし。破軍学園生徒会メンバーや、七星剣王戦などで出てきた諸星雄大、倉敷蔵人などの懐かしい面々が登場。この世界にも「学徒動員」的なものがあるのか~。2019/05/17
ツバサ
7
新章開幕。一輝とステラだけではなく、他のキャラも強くなってました。盛り上がってくる展開で、まだまだこのシリーズは大丈夫だ。ただ、伊藤は許さない。2019/04/14