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内容説明
ジャイアント馬場率いた全日本プロレス。アントニオ猪木の新日本プロレスと比較され、「事件」が少ないリングと捉えられていたが、王道リングにこそ、内に秘めた選手個々人の主義主張がぶつかる刺激に溢れていた! 天龍の目覚め、鶴田のうっ屈、三沢の自己変革……ガイジン天国、天龍革命、SWSへの大量離脱、マスクを脱ぎすてた三沢と、80年代から90年代前半にかけて激動のリングと化した王道の裏側が初めて明かされる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むぎじる
41
馬場率いる王道の全日。常に全力で闘おうとする天龍と、技で見せようとする鶴田のプロレス観の違いや、ハンセン、ブロディといった個性あふれる外人レスラーの当時の様子を知ることができて楽しかった。全日を離脱してSWSに移った天龍のいきさつは興味深かった。週プロの一方的とも思える報道により、プロレスファンは天竜を裏切り者と思ってしまったのだろうな・・・。金をとったというよりも、自分の存在とやりたいことをやるための新天地を求めて離脱したと感じた。昭和のプロレスの伝説は破天荒でいい。2016/03/08
344
5
『元新日本プロレス』が楽しめたので全日モノもと思って読んだけど、自分がプロレスに倦んだ理由を再確認したみたいでむなしくなってしまった。2016/02/23
豊平川散歩
4
元週プロの全日番記者。 どの試合も懐かしく、裏話を交えて解説している。 中でも鶴田の章は面白かった。 当時、自分の周りでもジャーマン論争はあった。全日には鶴田しかいなかった。確かに持ち上げて上から落とすのは鶴田以外にいなかったと思う。それほどまでに、自信を持っていたとは… 晩年に、もう一度だけ完璧なジャーマンを見たかった。2018/12/27
ともひろ
4
鶴龍、ハンセン・ブロディの時代から四天王時代までを振り返る内容。懐かしすぎる。2015/11/08
うぉんばっとう
4
王道プロレスと評された全日本プロレス。彼らの価値観を凝縮した痛みの表現を讃えた市村記者らしい著書だと思えた。天龍源一郎選手の引退に花を添えた、そんな本だと思えた。2015/11/06