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内容説明
主人公は女装癖のある3人の中学生男子。純粋に女の子になりたい、まりか=青木裕太。死んだ姉の身代わりとして母親を慰めるために女装する、ユイ=木島亮介。恋した先輩に求められるままに女装を続ける、パロウ=田村修。3人は出会い、お互いの抱える事情を知り、そして相手への恋愛感情を意識するようになっていく。しかし、その恋愛感情はすべて一方通行。3つの片想いで形成された、男の娘3人の切ないトライアングルになっていく――。思春期のハートを抱えたすべての皆様にお届けする、性別を超えた愛の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
71
丸みがありすぎる顔つきと表情で、普段の雰囲気もあまり男子に見えないのだけど、話はそれなりに重みがあって1巻から興味深く読んでいる。一言に女装と言ってもその理由も気持ちも4人それぞれ。そしてメインの3人がそれぞれ切ない。ごく一般的に捉えられている女装は、ウキウキと女の子の服装をして街に出てバレてないかスリルも同時に楽しむイメージが強いかもしれないが、この作品はそういう視点じゃなく、中学生という多感な時期の心情と、単なる趣味とは違う女装の多様性をシリアスに描くことで、マイノリティの一部分に光を当てている。2013/08/25
友和
21
学生服は男装と言う女の子になりたいまりかにパロウのトラウマの原因。最後に三人が集まり、一応仲直りした感じ。2015/02/26
椿
11
わ〜、パロウのトラウマが苦しい。早く、続きが読みたい。2016/02/09
R子
11
まりかはお姫様になった自分にアクセス出来なくなる。パロウは自らが抱える闇の元凶となった過去が甦り、ときを同じくして好きだった先輩に拒絶される。ユイは、姉の亡霊(?)が現れなくなりアイデンティティの揺らぎを自覚する。辛いね…。2015/02/07
よしだ
7
修(パロウ)の過去の話など重たい内容もあったけれど、三人それぞれの想いが交錯していて切なくなったりキュンとしたり。女装や男の娘というカテゴリを抜きにしても今後の三人の関係が気になるところ。余談だが、生理が始まった時に何故こんなもんがあるのだと母親に泣きながら訴えた事があるのを思い出しながら(慣れてしまったので、私の場合はその程度の事だったのだろう)まりかのモノローグを読んで心と体の性が異なるという事はとても辛いだろうなと。。。2013/06/16