内容説明
イラクを救った英雄サダム・フセインをわざわざ倒し、再びアラブを混沌とさせたバカなアメリカ、ありもしない事件をでっちあげ、堂々と反日を推進する朝日新聞、日本から多大な恩恵を受けておきながら、それを何倍もの仇にして返す下劣な中国──。世にはびこるまやかしの「正義」とそれを持ち上げる無能なジャーナリズムを一刀両断する、「週刊新潮」の大人気辛口コラム。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
18
高山さんの述べていることは極端な部分はありますが、他では余り触れられていない事も多いため一気に読み進めます。白人、中国、朝日新聞、似非学者のことを嫌っていることは伝わりすぎと思うくらい伝わります。2021/10/14
赤い熊熊
18
ルーズベルトやらマッカーサーやらは悪い奴やったんやなぁ。そこまでとは知らなんだ。って感想の本。マスコミが作った風潮に騙されず、ちゃんと自分で調べて判断しないといけないよという、高いリテラシーが求められる時代なんだなぁと思わされました。高いリテラシーが必要だったのは戦前戦中からで、マスコミの報道を鵜呑みにしていたら大変なことになりましたね。今のマスコミやら反政府野党の雰囲気は国家社会主義に走った当時にものすごく似ているように思います。そういう意味でも、見方が変わるきっかけとなるこういう本は大事だと。2018/06/08
fseigojp
13
くりかえす サダム・フセインは偉かった ただアメリカに楯突いた2015/07/28
isao_key
12
週刊新潮の連載コラム「変見自在」をまとめた本。コラムなのでひとつの話が短く簡潔に書かれている。内容は朝日新聞をはじめとするジャーナリズムのでたらめや、ウソで塗り固められた報道について解説したものが多い。読みやすい文で、マスコミが取り上げない急所を的確にユーモアも交えて本質を突いてくる。よほど頭のよい人でないと、このような文章は書けない。町山智浩さんに似た感じだが、もっと守備範囲が広い。中でも「優しさは日本発」というコラムは特にいい。人に優しい医療技術は実は日本発が多い。それは国民性の表れとも言えるとある。2013/08/02
テツ
9
面白かった。勿論著者の偏った物の見方は文章中に多分に含まれているんだけれど、一応フセインが中東をそれなりに統治していたことは明らかなわけで(フセイン時代のイラクのような社会主義的な世界ではISのような宗教団体は存在できない)、アメリカに楯突いたという理由だけでその秩序を破壊した責任をアメリカはどう取るのだろうか。もともと中東のいざこざはフランスとイギリスが勝手に分割して資源を勝手に分け合おうとしたことが大きな理由なんだろうしね。平和も戦争もその根源をきちんと見つめることは大切だよなあ。2015/12/19