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内容説明
25年で300人を３時間切り（サブ３）に導いてきたミズノランニングクラブの監督の指導法は、「キツイと感じたら練習ではない」「イヤな練習は絶対にしない」「マラソンの練習は15kmまでで十分」という、苦しくなければ記録は伸びないと思い込んでいる世の市民ランナーの常識を覆す。
圧倒的な実績と詳細な練習日誌を下敷きに、目標タイムを達成するための考え方、練習プログラム、レース本番の戦略に至るまで、レベル別に手取り足取り伝授する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
102
普段は鼻呼吸できる程度のジョグ。私なら７分/㌔で40分で週に三回。一回は１０kビルド…ジョグより少し速く走って中盤にペースアップ、最後の一キロをフォームを崩さないようにしながらバネを使って。レースでは最初はウォーミングアップしながら、５キロ位でペースメーカーになるランナーを見つけ、斜め後ろを走る。最後は自分のペース。レース前の水曜くらいに５キロ位をレースの速さで（ビルド）、あとは２回、軽めのジョグをしておく。当日は体をひやさない。薄いビニールの手袋を用意しておくと雨の時にいい。さて、実行。がんばるぞ。2016/01/03
s-kozy
71
本当にマラソンの練習方法にも様々な考え方がありますね。「(市民ランナーが)フルマラソンで自分の力を発揮するための練習にはインターバル走はいらない」「30㎞走も不要、と言うより弊害が多い」という著者の考え方はとてもいいと感じました。6月には個人的に未踏の領域へ踏み出す予定。「疲労を溜めないように留意しながらコツコツと走行距離を無理せず積み上げる」という考え方を早速、自分の練習に取り入れようと思います。やっぱりいつかサブ3.5達成してみたいなぁ。2016/04/20
Take@磨穿鉄靴
55
2016-2017のシーズンが終わってからこの本を一番のベースとして片道10kmちょっと往復21km程度の通勤ランを主軸に過ごしてきたけど効果は疑問。｢嫌な練習はしなくていい。インターバルも30km走も不要。｣かなり甘い内容。(インターバルも30kmも低頻度ではした)怪我はしなかった。ただ結果も出せないと思う。今シーズンあとフルマラソン一本残ってるけど終わったら目的意識を持ってツラいトレーニングの頻度を上げる。壁を感じている人が読むべき本ではないと言う感想。★★☆☆☆2018/04/03
鈴木拓
21
健康のために走り始めたはずが、いつの間にか体を痛める悪循環になっているというのも市民ランナーあるあるだ。だから、故障せずに日々コツコツと走り続けることが、速くかつ強くなるために重要だというのは納得できる。問題はその強度である。どのくらいの負荷であれば故障せず継続でき、強くなれるのか。この本にもあるように、ポイントの一つは閾値で走ること。簡単そうに書いてあるが、実際はそれほど楽とは言えない。ただ、インターベルやレペティションに比べれは負荷は低く、メニュー例を見ても試す価値はあると感じた。2023/08/17
BluePlanet
20
★3.5 2015年11月25日発行。今まで世間一般に広まっているマラソンの練習方法を否定し、サブ４、サブ３の達成を指南する画期的な本。確かにツラい練習は絶対しないというのは、その通りかもしれない。インターバル走や30Km走などの練習方法だけでなく、カーボローディングなど直前の食事も含めこれまでの常識を否定。確かに10Kmや15Kmの積み重ねでフルマラソンの目標は達成できるのかも？ハーフ1時間42分台の僕としては、来年フル3時間30分台も夢ではないかも？この1年この本に沿って練習する価値はありそうですね。2017/10/31
