内容説明
前回参加した大会がきっかけで、ゲームの上級者になるにはどうしたらいいのか悩んでいた岸嶺。天道や瀬名など部活のメンバーにアドバイスを求めていると、なんと気分転換という名目で杉鹿からデートに誘われてしまう。 杉鹿と一緒に行った遊園地や、仲間との交流を通して上級者になるためのヒントを掴んだ岸嶺は、独自の練習を重ねていく。そして迎えた練習試合で、ゲーマーとしてまた一つレベルアップするのだった! 今回も実在の人気ゲームが多数登場! 熱いプレイシーンは必見!な第9巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
48
ようやく全巻揃ったので再始動させたこの作品。 あと一巻残してるのですが、初めの頃とだいぶ趣旨が変わってきてるんですよね。ゲームの世界大会参戦の話はどこいった?とかお嬢様学校で他の男子とか他の女子の学校話も皆無になりただただゲームをする部活に視点を当ててしまってるんですよね。これは電撃文庫川が何か意見したいわゆる大人の事情なんですかね?正直残念な作品になってしまった感が否めないです。ただあと一巻で最後まで楽しませてもらいますからね(笑)2021/05/08
Yobata
24
権田原との熱戦を経て、上級者への必要性を感じた岸嶺は、上級者へ至る道を模索するも高い壁が立ち塞がる。その気分転換として鈴鹿に遊園地にデートに誘われる…。上級者への道。何をしでかすかわからない岸嶺が上級者へ上がる為に選んだ道は、その意外さを極めることだったね。初心者に見せかけての奇襲。成功はせいぜい一,二度で後には続かない作戦ではあるけど、まぁ岸嶺らしいっちゃらしいw今回のゲームはEVEOnlineとくにお君とEVOLVE。くにお君超懐かしいなwあの乱戦,理不尽なポイント設定こそファミコンの真髄だよねw→2015/10/10
異世界西郷さん
22
「やべぇ、くにおくん懐かしい。てか、PS3で出とるんかw」などと思いつつ読了。相変わらずの面白さ。一気読み余裕でした。ゲームの上級者になるにはどうすればいいのか。岸嶺は悩み、あるいは仲間たちの助言を受けながら考えていきますが、その過程が丁寧に描かれていて良かったです。ゲームプレイも伊豆野宮側と駿河坂側の描写がそれぞれ描かれているので分かりやすかったと思います。なんでも、次の巻で終わりらしいですが、大好きなシリーズだっただけに非常に残念です。《宵闇の魔術師》への雪辱はなるのか。楽しみです。2016/01/18
Susumu Miki(Dik-dik)
17
ゲームは EVE Online とくにおくんシリーズの運動会の奴と、EVOLVE。取り上げられたゲームは良く知らんのですが、技術とは別の駆け引きの重要性に関する話でとても面白かったです。自分としては、カポエイラの組手にも通じる話で結構面白く読めました。そういえばあとがきで「次巻で終了」宣言が。2015/10/17
緋莢
13
「君がなにをしでかすか分からない中級者だと考えてプレイすれば、僕の敵ではない」LoLの大会で、奇襲を見破られ、敗北した際に「宵闇の魔術師(ナイト・マジシャン)」から、そう言われた岸嶺は、上級者になるためにはどうすればいいのかと考え始める。瀬名、天道、杉鹿、鷹三津らにコツを聞きながら、岸嶺はある作戦を思いつき・・・2016/01/14