出版社内容情報
なぜ仮説は単純なほうがよい?「オッカムのかみそり」はどう使う? この有名な原理を科学や哲学で振るうための使い方マニュアル。
哲学だけでなく科学や日常生活など多様な場面で利用される「オッカムのかみそり」。だが使い方はさまざまで、どう単純ならばよいのかはっきりしない。そんなオッカムのかみそりの歴史をひもとき、なぜ単純がよいのかを探り、使用法を各種紹介しつつ、統計学の哲学の観点から捉えなおす。「統計学の哲学」への手引きとなる1冊。
内容説明
なんで単純なほうがいいの?「単純」ってどうやって測るの?科学者&哲学者向け、「オッカムのかみそり」の取扱説明書!
目次
第1章 最節約性に関する一切れの歴史―アリストテレスからモーガンまで(命名式;自然は無駄なことを一切しないというアリストテレスの原理 ほか)
第2章 確率論的転回(2つの確率論の哲学;確率論入門とベイズ主義の基礎 ほか)
第3章 進化生物学における最節約性―系統学的推論(共通祖先;ちょっとした歴史 ほか)
第4章 心理学における最節約性―心を読むチンパンジー(実験;対立する解釈 ほか)
第5章 哲学における最節約性(さまざまな自然主義;無神論と悪の問題 ほか)
著者等紹介
ソーバー,エリオット[ソーバー,エリオット] [Sober,Elliott]
ウィスコンシン大学哲学科ハンス・ライヘンバッハ教授・ウィリアム・F・ヴァイラス教授兼任。2014年、科学哲学会のカール・ガスタフ・ヘンペル賞受賞
森元良太[モリモトリョウタ]
北海道医療大学准教授。1975年、広島生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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