オッカムのかみそり―最節約性と統計学の哲学

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オッカムのかみそり―最節約性と統計学の哲学

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  • サイズ A5判/ページ数 352p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326102945
  • NDC分類 116.5
  • Cコード C3010

出版社内容情報

なぜ仮説は単純なほうがよい?「オッカムのかみそり」はどう使う? この有名な原理を科学や哲学で振るうための使い方マニュアル。

哲学だけでなく科学や日常生活など多様な場面で利用される「オッカムのかみそり」。だが使い方はさまざまで、どう単純ならばよいのかはっきりしない。そんなオッカムのかみそりの歴史をひもとき、なぜ単純がよいのかを探り、使用法を各種紹介しつつ、統計学の哲学の観点から捉えなおす。「統計学の哲学」への手引きとなる1冊。

内容説明

なんで単純なほうがいいの?「単純」ってどうやって測るの?科学者&哲学者向け、「オッカムのかみそり」の取扱説明書!

目次

第1章 最節約性に関する一切れの歴史―アリストテレスからモーガンまで(命名式;自然は無駄なことを一切しないというアリストテレスの原理 ほか)
第2章 確率論的転回(2つの確率論の哲学;確率論入門とベイズ主義の基礎 ほか)
第3章 進化生物学における最節約性―系統学的推論(共通祖先;ちょっとした歴史 ほか)
第4章 心理学における最節約性―心を読むチンパンジー(実験;対立する解釈 ほか)
第5章 哲学における最節約性(さまざまな自然主義;無神論と悪の問題 ほか)

著者等紹介

ソーバー,エリオット[ソーバー,エリオット] [Sober,Elliott]
ウィスコンシン大学哲学科ハンス・ライヘンバッハ教授・ウィリアム・F・ヴァイラス教授兼任。2014年、科学哲学会のカール・ガスタフ・ヘンペル賞受賞

森元良太[モリモトリョウタ]
北海道医療大学准教授。1975年、広島生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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月をみるもの

11
"ベイズの定理によって、 あなたが新しい証拠Eを得ることで仮説Hについての信頼の度合いをどのように変化させるべきかを計算できる。事後確率は事前確率と異なる値をとりうる。ところが、そうした変化のできない2つの事例がある。P(H)=1(あるいは0)であるならば、Eがなんであれ、P(H|E)=1(あるいは0) である。つまり、2つの極端な確率値(0 と1) は [どんな証拠Eが得られても] 変動しない” ← P(H)=1/0 には「信仰」という名前がつけられている2021/07/03

gachin

2
オッカムの剃刀には否定と沈黙の二種類がある/ モノを数える方法が複数あるので(eg 原因数, パラメタ数,進化的変化数)、節約性の基準も変わる/ ナイーブに帰納するよりも遮断が生じそうな実験群を組むと良い/ 特殊帰結条件は意識して注意したい/ 共通要因の存在の推論と特徴の推論は別物/ カントは「理性は我々を騙す」と考えていた。恐ろしいくらい冷静で頭ひとつ抜けてる/ 久々に脳みそが焼き切れるような読書体験だった2022/09/24

ぽん

1
オッカムのかみそり、ここまで深く考えたことはなかったな。かなりロジックがちがちで、面白い部分あるんだけど。統計学分からんとキツいな。少なくともベイズ主義の基礎はないと。ちょっとついてけない。2021/12/25

Go Extreme

1
最節約性に関する一切れの歴史─アリストテレスからモーガン:デカルトとライプニッツ デカルトによる導出 ヒューム カントによる神の降格 ミル モーガンの公準 確率論的転回:確率論入門とベイズ主義 ジェフリーズの単純性公準 ポパー ライヘンバッハに関する3つの区別 進化生物学における最節約性:共通祖先 心理学における最節約性:ブラックボックスからの教訓 学習と遮断 行動主義と心理主義 哲学における最節約性:無神論と悪の問題 証拠の不在と不在の証拠 心身問題 心的なものの因果作用 道徳実在論 独我論 帰納の問題2021/06/24

sho

0
ポップな見た目の表紙とは裏腹に、オッカムのかみそりという1つのテーマに絞って、哲学や統計、進化生物学、心理学の分野の議論を紹介する内容で、門外漢には中々取っつきづらく、流し読みだけしてギブアップした。2021/07/25

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