内容説明
航海の末たどりついた神呪字諸島。そこでデューティフル王子一行を待ち受けていたのは、どうやら一枚岩ではないらしい、外島人の氏族間の微妙な緊張と駆け引きだった。婚約者エリアニアとの約束どおりドラゴンを討ち取ることが、彼らに何をもたらすのか? そしてフィッツを驚愕させたのは、六公国に残してきたはずのゴールデン卿こと道化が、アスレヴャルにたどりついていたことだった。このままでは予言どおり道化は死んでしまう。苦悩するフィッツをよそに、道化を加えた王子一行は、黒のドラゴン、アイスファイアを求めて氷上の旅に出る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりあ
10
ううう…とても良かった…。特に最後の締めがいい…。ここからいろんな方向に展開していくんだろうけど、どこに向かっても結局彼らは変化していくのであって、良くも悪くもなんか切なくなるんだろうなぁ私。本当に完璧な物語だ…。次に急ぐ!2017/04/24
夜の女王
9
☆☆☆☆ 苦労の末に外諸島の婚約者の元へたどり着いた王子一行。諸氏族の反対を押し切ってまで、ドラゴンの首を求める一角一族の目的は?そこにバックキープに置いてきたはずの道化がやってきて・・・。スウィフトやシックには嫌われ、ネトルには信用されず、道化とはわだかまりが残り、心休まる暇のないフィッツです。フィッツももう少し柔らかくなればいいのに、と思うのだけど、真面目で内にこもるタイプなので仕方ないか。技の感覚を奪われたフィッツ。はたして、元に戻るのか!?2015/12/10
しまっち。
7
ここからは最終巻まで一気読み。エリアニア姫たちの本当の思惑がはっきりしないまま、いよいよアスレヴャル島へ到着。そしてフィッツはそこで道化との再会を果たす。やはり運命は引き返さない。それでもフィッツと道化が元通り穏やかに過ごしていてくれるとほっとするのである。そしてデューティフルもだんだん頼もしさを帯びてきた。さまざまな思惑が絡み合ったまま、とにかくどうなる?と先に進まずにはいられないのである。2016/06/20
み~くま
5
船旅も過酷でしたが氷上の旅は更に過酷。無理やり同行させられたシックにとっては「理不尽」の一言に尽きると思います。そんなシックとフィッツとの和解シーンは胸に沁みました。これほど危険で過酷な旅を強いるには、よほどの理由があるはず。しかし、この期に及んでもエリアニアはその理由を語ろうとしません。アイスファイアの首を切り落とすことに何の意味があるのか。2巻目を読み終わっても、謎は深まるばかりです。その答えを知るためには、次巻を読むしかない!!!というわけで、一気に第三巻目へ突入したいと思います(`・ω・´)ゞ2015/11/17
火烏
5
技が。先が見えずに作者に転がされるのが、めちゃ心地よい2015/10/23
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