内容説明
時は大正。名門華族の御曹司・京四郎と「特別な雇用関係」にある少女・有紗。ある日彼女は、憧れの人である慧一郎の突然の「発表」に衝撃を受ける。おまけに、京四郎に許嫁がいることが発覚して――?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ももたろう
44
有紗と京四郎って無自覚にイチャイチャしてるな~!有紗のこと大福だとか言ってぜったいからかって楽しんでます。「人と場合による」「帰りたくなくなってきたな」等、脳内で甘いセリフに変換しております。「あんな多情な男と一緒にするな」もいいです~。有紗は京四郎の優しさは指輪のせいだと思っているし、京四郎は命を投げ出しても構わないくらい大切に思っているのを有紗が知ったら気味悪がると思ってる。思いがすれ違ってほんと切ないですね~!毎回ピンナップの絵が楽しみです。小さい頃の有紗と京四郎のやりとりもかわいくて好きだなぁ。2015/10/24
ダージリン
39
この巻を読んで、今までの過去のエピソードがつながりました!(チェックした・・・笑) そして有紗の危機、実兄の登場と京四郎の動揺が半端なく、これぞ少女小説の醍醐味ですね♪ 次も大変楽しみです!2015/08/02
まなな
25
今作で過去の人間関係が随分明かされた感じ。 多分、可哀想な過去であろう有紗、でもいろんな人に愛されてるなぁ。 大正時代のファンタジーにも違和感がなくなって、次作もますます楽しみです。2015/08/02
幸音
24
有紗の出生の秘密や、有紗と京四郎の過去での関係がちらり。前回登場した書生の飛鳥井さんはまさかこんなキーパーソンとは思わなくて驚いた。しかも烏丸家に関係する人も登場したけど、結社とは無関係の人なのかな?有紗が京四郎の元許嫁のことを気にしていたり、釣り合ってないことを気にしてぽろっとこぼして、微笑ましい。そしてやっぱり不器用で過保護な京四郎さんおいしい。有紗お手製ののど飴に対して起こした行動にも驚いたけれど、直後の言葉が素敵だった。帰りたくなくなった発言や、成長した有紗の魅力に戸惑ってるの可愛い。続き楽しみ。2015/08/08
さや
24
★★★★★シリーズ3作目。有紗と京四郎さんの関係性が明らかに!気になる過去が少しずつ明かされていって、巻を重ねる毎に面白くなっていく。有紗と京四郎さんの言葉の掛け合いも微笑ましい。素っ気ない態度をしてても、本当はとても優しいっていいよね。そしてインパネスコートってかっこいいよね!次巻は来年の2月か3月かぁ…。首を長くしてその時を待ちます。2015/08/08