内容説明
村中の人間が集まると、アルフェットゥ語りの始まりだ! 豹頭の仮面をつけたグインがゆっくりと登場する。そこはノスフェラス。セム族に伝わるリアードの伝説を演じるのは、小さな旅の一座。古くからセムに起こった出来事を語り演じるのが生業だ。しかしその日、舞台が終わると役者の一人が不吉な予感を口にして身を震わせた。それは、この世界に存在しないはずの、とある禁忌をめぐる数奇な冒険の旅への幕開けだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
167
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、外伝24巻(161/180)です。本巻は、リアードの伝説を演じる小さな旅の一座の物語でした🐆 初男性作家のグイン・サーガ、本書も挿絵もなく、やはり違和感がありました。牧野 修は一作のみなので・・・ 続いて外伝25巻へ2022/11/21
ぽんすけ
27
本物のグインやイシュトは一切でてこない。出てくるのはリアードの武侠伝を村々で上演するセムのかたりの一座。なのにかなり面白かったし最後は思わず泣きそうになった。セム族にとってリアードは誇りであり希望なんだな。作中悪の親玉として出てくるキタイの物売りのキャラもよくて、尽きぬ欲望そのものの人間(オーム)とアルフェットゥ尊の元あるがままに生きるセムとの対比がとてもよかった。滅びの赤はあれどう考えても火薬だよね。今回ノスフェラスで見つけられたものはグインの命と引き換えに無限の砂の中に消えたけど、きっといつかは…。2026/02/21
ぐうぐう
11
牧野修による『グイン・サーガ』外伝は、実にユニークだ。セム族に伝わるリアードの伝説を演じるグイン役の役者が、グインそのものになりきって冒険するという物語。外伝だからこそ許される設定だろう。しかし牧野は、お遊びとして戯れているのではない。グインを演じるという設定がキャラクター論を誘発させ、同時に『グイン・サーガ』ワールドを俯瞰することに成功し、だからこそ『グイン』の魅力を小説を使って語ることを可能にしているのだ。2012/12/19
しゃお
9
「グイン・サーガ・ワールド」の1から4巻に掲載されていたものが一冊になり外伝として刊行されたもの。最初読み始めたときは、その斬新ともいえるグインの世界へのアプローチに戸惑ったものの、読み終えた時にはすっと胸に落ち着くものが。うん、確かにグインの世界への、そして物語がいつまでも語り継がれていく事への愛に溢れているのだ。2012/12/28
はまちゃん
7
グイン・サーガの外伝。なんとグインやイシュトヴァーンなどの主要人物は一人も出てこず、ノスフェラスのセム族の話である。しかし、確かにそこにグインやイシュトヴァーンの存在を感じさせられ、とても面白かった。本当にグインワールドの広がりを感じさせられた一冊でした。2026/02/14




