ハヤカワ文庫JA<br> グイン・サーガ外伝23 星降る草原

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ハヤカワ文庫JA
グイン・サーガ外伝23 星降る草原

  • ISBN:9784150310837

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内容説明

草原。見渡す限りどこまでもひろがる果てしないみどりのじゅうたん。その広大な自然とともに暮らす遊牧の民、グル族。族長の娘リー・オウはアルゴス王の側室となり王子を生んだ。複雑な想いを捨てきれない彼女の兄弟たちの間に起こった不和をきっかけに、草原に不穏な陰が広がってゆく。平穏な民の暮らしにふと差した凶兆を、幼いスカールの物語とともに、人々の愛憎・葛藤をからめて描き上げたミステリアス・ロマン。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

162
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、外伝23(160/180)、残り20冊まで来ました。本巻は、若かりしスカールの巻でした🐆本書から栗本 薫亡き後のグイン・サーガ・ワールド、挿絵もなく、やはり違和感がありました。久美 沙織は一作のみなので・・・ 続いて外伝24へ2022/11/19

ぐうぐう

11
『グイン・サーガ』続篇プロジェクト、第1弾として刊行されたのは、久美沙織による外伝。スカールの幼少時代を、久美が恐る恐るという感じで書き進めていく様子が手に取るように伝わってくる。その慎重さが、逆に『グイン・サーガ』という大河小説の凄さを物語っている。正直、違和感もないではない。しかし、『グイン・サーガ』という壮大な物語を終わらせない、その志しには共感できる。2012/09/30

えみちゃん

10
外伝の第1弾、久美沙織さんのアルゴス編です。グイン・サーガ・ワールドの連載で読んでましたが、まとめて読んだ方がいいですね。スカールの部の民グル族とスタイン王の結びつきなどが記されてました。スカールは、やはり子供の頃から腕白だったんですね。テ・ガリアは、たまに草原にやってくる男の子を、おもてなしする馬から、彼と一体の馬へと変化していくさまが、なんとも微笑ましく思えました。これをきっかけに、王族でありながら、グル族の一員になっていくスカール。そして、生涯の妻となる幼いリー・ファとの出会いはこうだったんですね。2012/09/17

ななこ

9
栗本薫さんが亡くなってから、絶対に他の人の書いたグインは読まない!と思っていました。でもあれから7年…栗本さんの遺志を継いでいる方達を見て、もう一度だけグインワールドに触れたくなって。第一話は微かな違和感があったのですが、ページが進むにつれてどんどん引き込まれました。大好きなキャラの一人、スカールの幼少時代。自由奔放な性格で、幼い頃からリーダーシップを発揮し、グル族の人望を集める少年の姿がとても魅力でした。ちびリー・ファも可愛い!スカールの愛馬ハン・イーの名前の由来が分かった時には涙…2016/10/22

日本たらこ産業

8
草原地方に焦点を当てたグイン・サーガ外伝。読み始めた頃は多少は違和感があったものの、読み進めているうちに違和感も消え、スカールの生い立ちやリー・ファとの出会い、グル族との繋がりやハン・イーの登場など、本篇を思い出しながら楽しく読むことができました。2015/06/24

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