内容説明
「やっと会えた、葉桜」 琵琶湖上、アポストリの本拠地である<十字架>付近に浮かぶ多景島(たけしま)。社会科見学でそこを訪れた学と葉桜は金色の髪をした謎の少女と出会う。白夜と名乗る彼女は葉桜の名を呼び、また葉桜もなにか思い当たることがあるようだった。 その出会いから葉桜は豹変する。白夜に異常な執着を示し、一方で彼女の存在を周囲から隠そうとする。学はその理由を探ろうとするが、事態は思わぬ方向に転がりはじめ……。はたして白夜の正体とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
10
「だから私、終わらせてくるわ、自分の過去を、母様との時間を。思い出は心の中にあればいい。現実にまで現れていいものじゃないから」過去との決別と、忍び寄る不穏な気配。思いがけぬ再会に動揺する葉桜が危うすぎて、学との間にも亀裂が生じかけハラハラしましたね。掴みどころのない<水車小屋>リーダーさんが次回なにを仕掛けてくるのか、これは葉桜たち微妙な立場に追いやられること必至ですなー (^_^;)2013/09/26
零崎夢織
5
クラスメイトに誘われて十字架見学に参加することになった学と葉桜。十字架見学は出来なくなったものの多景島は見て回れることに。そこで葉桜は白夜と名乗る少女に出合い、その日から様子がおかしくなっていくことに。 戦闘シーンがまた派手になった感じがする。最後の締めが少し好みからは外れたかな。 2015/10/04
あかなぎ
5
十字架への社会科見学で見つけた白夜という葉桜の母親と同じ名前をもつ少女がメインのお話。終盤でのラパーチェが消えるシーンで白夜たちが買い物してて微笑ましい光景だっただけに、ラパーチェの記憶が葉桜たちに語られなかったのはすごく切なくて不憫に感じます。そして最後に一波乱起こりそうな幕引きで次に進み、盛り上がってまいりました! 主人公も"共棲"という意味を悩みながら、戦って成長する姿が読んでて印象的です。次回は政治的要素も増えるのかな?2012/08/27
ろき
5
ま、学ぅぅ!かっこいいです。過去とか、そういうのを断ち切るっていうのはやっぱり難しいことだとは思うけれど、でも、「過去は過去」と割り切って生きていくしかないんだと思った。そして、その過去を乗り越えようとした、乗り越えた、学と葉桜はカッコよかった。次はまさかの展開なので早く読んでみたいです。ゴスロリちゃんがいるみたいだし。とりあえず、とても面白かった!2010/11/22
中性色
4
日付登録用。感想は後日2021/07/06