内容説明
瑞貴は星霊「陰月の咲夜」を倒して消滅した。なななは石になった人々を救うため、剣へと姿を変えた。すまるはベツノカの結界のために生け贄となった。三人の少女がいなくなって半年、ミカホシは大きく様変わりした。結界の効果で人々は闘争心を失い、ランカーバトルも廃止されてしまう。ひとりぼっちになったレンヤは、三人を甦らせるため「祭り」の準備を始める。かつての個性を失ったランカー達に彼の声は届くのか？ 「こんな自分を好きになってくれた連中を助けるためなら、俺は悪星になる」 新章開幕、ハイテンション学園ストーリー第６弾！ ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUWAGATA
9
間が開き過ぎての刊行だけに、こちらのテンションを保つのに苦労する作品。そういやなななの件はそれなりに衝撃的だったはずなのに、すっかり忘れていたなあ笑 この引きの感じだと、次巻はバトルメインになりそうですね。個人的には、冴えた笑いがこの作品の大きな柱の一つだと思うので、そちらの方も期待したいのですが。うーん、楽しみにしていたほどの出来ではなかったので、感想のテンションもついつい湿りがち笑2015/07/25
豚汁三昧
8
最終巻が遂に発売直前ということで、記念と思い出しで再読。 いつもなら再読は何週間も掛かるのだが、今回は2日で読み切ってしまった。 それほど、この作品はページをめくらせる原動力がとても強かった。 ランカースキル復活後の登場人物の自由奔放さに限りない安心感を覚えたのはは私だけではないはず。 7巻では、この面々がカッコよく、そしてとびきり面白いバトルで私たちを魅せてくれるのと、レンヤの願いが見事すべて叶い、彼に想いを寄せてくれた、あのかげかえのない3人が無事にみんな復活してくれるのを願うばかり。 頼みますよ……2020/10/12
豚汁三昧
6
前回の衝撃の展開をそのままに、徹底的に邪道を突き進むことを決意したレンヤと、個性を失い、普通の生活に変貌してしまった元ミカホシランカーの差が最初は寂しく感じた。 この作品、敵味方関係なしにレンヤがいろんな人と関わり合ったからこそ、こんな展開にすることができたんだろうな。 あと、今回はサブヒロインのもうふや遊園にイラストが多く割かれていた まだ明かされていないストーリーもあるので、最終巻が今年度中に出るとの発表を見て、ここらへんが明らかになることに非常に期待している。 無事にレンヤの願いが叶うことを信じて。2020/05/11
真白優樹
5
一人ぼっちになり孤独になった少年は自らを好きになってくれた人を取り戻す為に祭りという名の戦いを始める。自分に力がないのは百も承知、それでも取り戻したい人が、取り戻したい日常がある・・・そのためならば、少年は悪と呼ばれようと自らの思いを貫きもがいていく。その先で本当の自分たちを取り戻すかつての好敵手達。彼らや沢山の人達の協力を得て始まっていくのは枷を完全に解くための熱いお祭り、そこで子供達は自分たちの個性をぶつけ合っていく。無粋な邪魔をはねのけ祭りを貫くことはできるのか。 次巻も楽しみである。2015/07/17
マッキー
3
もうふエンドからは登坂ってしまいましたが、すまるが半分くらい復活してますから、次はなななの復活を期待します！2015/10/03
