内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
建築は「楽しい」。
「本気で感動してきたから、藤森建築は面白い」
伝説の小田和正との同級生対談や
ライバル・石山修武との初の対談も収録!
現代を代表する建築家の建築物と思考の変遷をたどるシリーズ書籍の第4弾。
藤森照信氏は建築史家として、また『建築探偵』シリーズなどの文筆家として活躍する傍ら、40代後半で建築家として本格デビュー。現代建築と距離を置く独創的なデザインで、またたく間にスター建築家の仲間入りを果たした異色の建築家です。
本書は日経アーキテクチュア創刊以来の藤森氏に関する記事を厳選し、
書き下ろし記事を加えました。「神長官守矢資料館」から最新の「空飛ぶ泥舟」まで、
藤森氏の主要作をすべて収録したほか、インタビューや特別対談も掲載した作品・インタビュー集です。
未発表の「南方熊楠顕彰館コンペ応募案」のほか、「100年後のグッゲンハイム」など、アンビルド・プロジェクトも公開!読みどころ十分な一冊です。
■歴史家・藤森の波乱万丈 1946-1991年
■建築家・藤森の猪突猛進 1991-2000年
■縄文建築団、獅子奮迅 2000-2005年
■特別対談
■人跡未踏の建築を目指して 2005年-
■唯我独尊の思考プロセス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
295
藤森照信氏の名前を最初に知ったのは、ずっと以前に「週刊朝日」だったかに連載されていた「路上観察学会」でだった。この人は建築家として本格的に活動する前は建築史家としてスタートを切っていた。この分野では岩波新書の『日本の近代建築』(上・下)以下の著作を残している。さて、建築家としての藤森氏だが、若干の例外はあるものの、彼の設計になるのは、そのほとんどは木の建造物である。例えば表紙に選ばれた「ルーフハウス」(2009年、滋賀県近江八幡市)のように。ちなみに木であるとともに、この奇抜さも藤森氏の特徴である。2023/11/27