ビッグコミックス<br> 機械仕掛けの愛(3)

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ビッグコミックス
機械仕掛けの愛(3)

  • 著者名:業田良家【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2015/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091867971

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内容説明

街にたたずむ自販機、お寺のロボット小坊主、
そして、かつて人間だったころの記憶を持つ「ブレイノイド」……

ヒトのために生まれ、ヒトのために働き、ヒトを想う彼らだが、
実はプログラムされた機能を果たしているのみである。

キカイにココロはあるのだろうか。

ヒトにはココロがあるというのか。

第17回手塚治虫文化賞「短編賞」を受賞した寓話的オムニバス、
1年半ぶりの新刊リリース!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

72
業田良家の作品はあとになればなるほど高みに登る。それがこのような連続性のないオムニバス作品でも。「ブレイドノイド フーコ」の言葉がなくなれば、感情もなくなるというテーマには筒井康隆の傑作長編「残像に口紅を」を連想。ロボットが善行したり人間を教え導くなどの各場面は心温まる感動が湧くが一方でアイロニーも感じる。ロボット男女がまぐわう描写の可笑し哀しいことよ。ロボットとは?人間とは?を考える問題提起として刺激的だしそれ以上により大きな哲学的テーマも見え出した。次巻はより純化したものが読めそうで今から楽しみ。2015/02/28

ぐうぐう

17
人間のために存在し、働くロボットだけれど、人間はそんなロボットを見下している。その偏見は、ロボットに心があることを認めようとはしない。ロボットの心に宿る「愛」が、人間は怖いのだ。ロボットがただの機械ではなく、人と近い、いや、人とほとんど変わりがないことを認めることになるから。いつまでも偏見を捨てない人間を、しかしロボットは愛しているのだ。2016/09/09

ジロリン

15
いっそ、アシモフの初期「ロボットもの」を想起させるテーマのお話が多い気がする(イメージですw)。それをスタンダードと言うのか、古臭いと言うのか…難しいところですな。個人的には、ちょっと飽きてきたかなぁ。あと、ロボットが人間の「性行為のマネゴト」をするくだりはちょっと醜悪で、読んでて気分が悪かった…この辺は「鉄腕アトム」による、「あるべきロボット像」の刷り込みがあるかも(笑)そんなこんなで、最初の「無駄にハイスペックな自動販売機ロボ」のエピが一番面白く読めました。2015/03/03

さっちゃん

4
タバコ自販機ロボ、口そこかよ(笑)そしてポッコ、お前高性能なのに通報機能ないの!?そしてユカリさん、偉いぞ!愛が禁止用語の世界…でも確かに、名前を持って初めて物事は認識されるから…憎しみって言葉が無ければ、世界から憎しみは無くなるかもしれない。 ロボットの赤ちゃん、マジでセンスなくて笑った2021/06/04

烏鳥鷏

4
脳情報をまるっと電子化することも可能な世界のため、不治の病を抱える人物がロボ化することも。純粋なロボでも一定条件により人権認められる世界のようなので、元人間のロボもそこらへんは大丈夫なのかな。 大変クリーンな金貸しをやっているロボットの話がバッドエンドすぎんよ〜2018/04/08

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