ビッグコミックス<br> 機械仕掛けの愛(2)

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ビッグコミックス
機械仕掛けの愛(2)

  • 著者名:業田良家【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2013/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091853844

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内容説明

恋人ロボは僕に言った。「私に愛情はありません。機能があるだけなんです」そして彼女は姿を消した。高いビルから飛び降りたのだ。宅配ロボ、監視ロボ、尋問官、教師……ロボットたちの“単なる機能”が、私たちに“ココロ”を見せる。第17回手塚治虫文化賞「短編賞」を受賞した寓話的オムニバス!!――愛も痛みも感じぬキカイが、ヒトの想いを守り続ける。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

23
2巻は震災以降の日本に対して著者の問題意識が感じられるエピソードがいくつかあったがそこにテーマが寄っかかているわけでもなく普遍的な内容。最後の9話が総括的なエピソードだったので完結?と思ったら続くようなので安心。2巻まででも十分良い作品と思うけれどもっと高みに登ってほしいので。2013/08/01

多田幾多

20
今回も考えさせられるお話が多かった。特に「丘の上の阿呆」が一番好きだ。誰も傷つけたくない、どっちの味方にもなりたくない。だから、あえて馬鹿になる男。馬鹿だからみんなから笑われて、相手にされない。だから、誰も傷つけない。傷つかない。そんな男に救われた猫ロボットとの、暖かく、哀しい交流。人が殺されて哀しくても、馬鹿だから泣かない。馬鹿だから、どんな時でも笑わなきゃいけない。なんて哀しいんだろう。なんて哀しい男なんだろう。2014/01/03

ぐうぐう

15
ここに登場するロボットは、ペットや、身体障害者や、低賃金労働者のメタファーとして配置されている。さらに、ペットそのものではなく、身体障害者や低賃金労働者そのものではない、人工物のロボットであることで、人間にとってさらに都合のいい存在として設定されてもいる。しかし、そんな人工物に愛があるのを描くことで、マイノリティへの意識を改めさせる、そんな力を本作は持っているのだ。2016/08/15

fumikaze

10
漫画『機械仕掛けの愛 ②』 共感する話が多い。 この人の描く作品はいいものが多いと思うのだが、なぜそれほど読まれていないのだろう。 もうこういう作品は時代遅れなのだろうか。 「私に愛情はありません。 私には機能があるだけなんです。」というロボットの台詞が印象的だった。2014/08/18

しゅん

9
二巻に入って争いや災いの色が濃くなった。最後の話はハッと視点の開く素晴らしさで、これで完結ではないのが不思議なくらい。二つの世界の繋げ方とか、あと単純にキャラクターの造形(特に目)とかが手塚治虫を強く想起させる。2019/08/17

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