内容説明
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日本人とは何か、日本文化とは何かを考えるには、七、八世紀を中心とした梅原古代学だけでは不十分であり、日本文化の基層である縄文文化の研究が不可欠である。そこで、著者は縄文文化の名残りを色濃くとどめる東北、アイヌ、熊野の文化に注目する。そして一万年以上にわたって縄文文化の中心地であった東北各地や熊野を旅して、それらの地が日本文化の原郷であることを検証する。従来の日本古代史に大きな衝撃を与えた決定版歴史紀行集。現在の縄文文化再評価のきっかけになったこの作品の意義は大きく、梅原日本学の原点ともいうべき作品である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mike_sugino
3
図書館で借りて読了。梅原日本学といわれる日本の歴史や文化に対する新たな潮流を生み出した梅原猛による縄文文明論。前半は東北を旅しながら縄文と蝦夷、そしてアイヌの関連性を考察する。この第一部が発表されたのが1983年、当時日本の文明は外来のものであるという論が主流で、現在のように縄文文化が現在まで連綿と継承されていると指摘する人は初めてだったのではないか。最後は熊野三山と縄文のつながりについて述べているが、圧倒的な関連文献の紹介により、やや突飛な指摘も納得させられてしまうのには脱帽。2019/05/14
Gen Kato
2
再読。梅原先生の論考は、想像力が駆使されるので、ヘタすればトンデモになる。けれど、その一歩手前で知性に踏みとどまるから好きです。2015/07/15
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