内容説明
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最澄、空海、親鸞、三人の開祖たちの実践、哲学・思想、人間像を深く掘り下げた梅原仏教研究の最新の成果を収載。親鸞の門弟であり、『歎異抄』の著者である唯円の出自と学識にも迫る。『歎異抄』の現代語訳も掲載。
感想・レビュー
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はちまる
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先に司馬遼太郎の『空海の風景』を読んでいて、最澄だめだたなと思っていが、こちらを読んだら梅原さん押しの最澄、いい人じゃん、と思った。天台、天台と密教の関係を知った。親鸞の部は再読だった。親鸞については、『法然の哀しみ』を再読して、こちらであまり触れられていなかった親鸞の思想、浄土三部経について理解を深めたいと思った。2025/07/11
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
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欽明天皇仏教伝来→蘇我・物部宗教戦争→聖徳太子律令国家と仏教→行基の密教素地→最澄空海→浄土の思想・極楽と地獄→鎌倉仏教・学問から庶民の救済へ転換し、宗教活動がバラエティ豊かに。宗教家なのに身内争いしたり妙だなあ、だから宗教は嫌いだと思っていたが、やむにやまれない当時の事情が少しわかって切なくなった。始祖とその後教団家した宗教家の思想は、ずいぶんと違うことにも気づいた。2020/10/29