奇面館の殺人(下)

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奇面館の殺人(下)

  • 著者名:綾辻行人【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 講談社(2015/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062930840

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内容説明

すべての登場人物の“顔”は鍵のかかった仮面の下に。幾多の仮面が壁一面を覆う〈奇面の間〉に転がっていた死体は、本当に主人・影山逸史のものなのか。数々の館を手がけた建築家中村青司の手になる奇面館で、名探偵・鹿谷門実の推理の果てに見えたものとは? 本格ミステリを牽引する名手・綾辻行人が放つ「館」シリーズ、読者待望の直球勝負。

目次

第十章  二重身の影
第十一章 謎の交点
第十二章 奇面館の秘密
第十三章 曝かれる仮面
エピローグ
文庫版あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

518
3つの謎が提示され、納得出来る理由付けが為され、サプライズも用意されている。雰囲気ある直球の本格だが、犯人が名指しされた途端に魔法が解けたように俗化する。これはこれで狙いなのかもしれないが、他作品と比較しても犯人の"小物感"が凄い。サプライズの中身も「なるほど」程度の感想。総合的には「凄く普通」。しかし、3つの謎の検証と、切断の理由は面白いと感じたので、時を置いて再読した時には評価が変わりそうな予感も。この長さで死者1名、それに見合う魅力的な謎と推理かというと…読者のコスト感で大きく評価が割れそうだ。2016/09/07

相田うえお

205
★★★☆☆21006【奇面館の殺人(下) (綾辻 行人さん)】毎回付いてる登場人物一覧が無いからおかしいなぁ〜とは思ったんですよ。。では館シリーズ恒例のあらすじ替え歌〜!奥まったァ♪山荘にィ♪生まれが一緒の人呼ばれェ♫ お泊まり会♪意味不明♪鍵付き面で顔見えん♫ 朝起ぎてェ♪部屋見たらァ♪惨殺死体がゴロりんこ♫ 頭が無ェ♪指も無ェ♪こいつはいったい何者だ♫大雪でェ♪車ダメェ♪電話も壊されかからねェ♫ 俺らこんな館いやだ〜🎶俺らこんな館いやだ〜🎶(うん;; 今回も替え歌、無理ぃ〜) 次作はいつかな〜。2021/01/16

勇波

191
「原点怪奇」もとい「回帰」な超新本格探偵小説!舞台設定といい探偵のセリフ回しといいかなりのレベルで大満足。。しかし今回鹿谷探偵よくしゃべったねぇ〜。しかもあんなヘンテコな仮面付けたままで。彼の『館』に対する深い愛が伺えまする。さて次巻がとうとう最終巻との事。新月さん再登場願いたい。このシリーズには無縁のアクションシーンが見れるかも。最終巻の構想はもう出来てるのかも知れませんが、この際最後の館名は一般公募にすれば良い★2016/10/16

nobby

134
さすがの安定の面白さ。上巻で匂わせた思わせぶりな入れ替わりの可能性。それを検証しながら原点である中村青司のカラクリ登場。思ったほど急展開はないが、ロジック謎解きに一気読みだった。鹿谷さんの明確な答え発表少し前に、語られるであろう事実に辿り着くのが心地よい(笑)最後明かされる“笑”撃の事実には笑ってしまったが、エピローグでの自虐や細かいアナグラム等の仕掛けが示されてなるほど。シリーズあと1作は寂しいが、まずは追いついた充実感じながらゆっくり待ちたい♪2015/08/15

hnzwd

128
館シリーズ最新刊。明かされた真相にはきっちり驚かされました。館の見取り図と証言から、抜け道ありそうな所と、人の動きはほぼわかったんですが、、真相にはたどり着けず。最初から最後まで鹿谷さんの独り舞台でした。若干違和感を感じるのは、シリーズ中、一番好きなのがあれだからかな。あれ。ネタバレになりそうなので誤魔化しています。それでもシリーズ当初からの古き良き探偵小説の雰囲気を変わらず持ち続ける良い作品と感じました。2015/06/12

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