内容説明
和服から洋服へと着替えるように、西洋のスタイルが暮らしにどんどん取り入れられた大正から昭和初期の日本。都市文化の変貌を加速させるのに、広告はきわめて有効な手段であると人々が気付きはじめた時代でもあります。本書は、デザイナーのパイオニアといえる表現者たちが「広告」という新たな分野の可能性を感じ、その想像力を伸び伸びと広げながら人の心を動かそうとした模索の跡そのものです。
目次
はじめに 一九二〇‐一九三〇年代の広告
ポスター
小印刷物のデザイン
カタログ・リーフレット
包装紙・パッケージ
マッチラベル
カット
紙面広告
日本趣味
押入れの中のモダンデザイン(浅生ハルミン)
広告の底にあるもの(平山亜佐子)
作品リスト



