内容説明
無頼船の異名を持つ世界損保連盟の調査船、孤北丸は英国から喜望峰回りで帰国することになっていたが、南アフリカ共和国沖でまたもペーパーパイレーツ調査の依頼を受けた。結果、南アフリカ共和国の秘密警察とCIA要員テリーの演出したものとわかったが、既にジェーンを拉致され、テリーはオーストラリアへ帰っていた。無頼船は一路オーストラリアに向かった。だが、テリーらの巣窟があるタスマニア島に、事件の鍵を突き止めた一行を待ち受けていたものは巨大な桃源郷だった……。小数民族の興亡にメスを入れた意欲作!痛快冒険アクション・ロマン、シリーズ第5弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーくん
8
再読→→→無頼船の異名を持つ世界損保連盟の調査船、孤北丸は英国から喜望峰回りで帰国することになっていたが、南ア沖でまたもペーパーパイレーツ調査の依頼を受けた。結果、南アの秘密警察とCIA要員テリーの演出したものとわかったが、既にジェーンを拉致され、テリーはオーストラリアへ帰っていた。無頼船は一路オーストラリアに向かった。だが、テリーらの巣窟があるタスマニア島に、事件の鍵を突き止めた一行を待ち受けていたものは巨大な桃源郷だった…。冒険アクション・ロマン、シリーズ第5弾。 2018/06/23
キー
8
海難事故の保険調査船の乗組員たちの活躍を描いた、「無頼船」シリーズの第5作目。 今作での舞台はオーストラリア。アボリジニの大虐殺、という重いテーマですが、痛快な冒険アクション小説との相性は、残念ながら悪かったと思います。 重いテーマにひきずられたのか、個性的な乗組員たちが賑やかにケンカしながら事件を解決していくようなの痛快さが無いのは寂しいです。 作品が'80年代後半だからか、同時代のサイキック・アクション小説を横目に見ながら書かれたような物語展開も、重いテーマを軽くしてしまいました。2017/03/28
オオイ
3
ハードボイルドの古典と聞き読んだが多少歴史的な背景は考えて有るもエログロ的だった。2019/04/30
つきのわ
0
無頼船5作目。 今回はオーストラリア、タスマニアへ。 先住民族のアボリジニが背負った虐殺の歴史に気分が暗くなる。なんとなく今回はクルーの影が薄い印象だった。2017/07/10
忍者千乗りの門戸開放
0
別管理していた読了リストより転記