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内容説明
「榊の会」立ち上げや例会の「弱法師(よろぼし)」に向けて多忙な日々を送る憲人。ドラマ出演の影響や自分と他の役者との違いに気付き、心に迷いが。そんなある日、琳と飲みに出かけて酔った憲人は、なぜか真っ暗な森の中で目を覚ます。そこで出会った男性は…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
85
「君達から見たら私は、ただ、おじいさんだろうけど、年を取るというのはマトリョーシカみたいなものでねぇ。20歳の自分も5歳の自分も中にいるんだよ。どんな大人も20歳でも、5歳でもあるんだ」嗚呼、こんな言葉をさらりと言える爺さんになりたいものです。そして盲目のマッサージ師にしてバイオリニスト、竹内望さん。生れ付き盲目なのか、何らかの事情で失明されたのか。悟りを得たかの如き風情の内に、修羅が潜んでいる気がします。今後、憲人に最も影響与えるキャラになりそうな予感。ところで欄外の設問。携帯のバッテリー切れは→続く2013/01/04
蝶よ花You
55
「一進一退」という言葉があるけれど、憲人の場合に「退」はない。「一進一悩」。進む事で悩み、悩んだ末に進む。とても繊細で、けれど、強い人の生き方。それにしても、今巻での多忙な状況。余波がこないか心配です。2014/11/19
まりもん
41
弱法師を演じることに色々と悩む憲人はやっぱりマジメだね。今回、迷子になったきっかけで知り合った望さんの影響でまた大きく演技がかわっていくのかな?2013/02/14
Mizhology
39
すっかりゴッホ先生のファンです…2013/08/05
くりり
32
年を取るというのはマトリョーシカみたいなもんで、20歳の自分も5歳の自分も中にいるんだって(^o^)2013/01/07
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