内容説明
婚約者のアレクセルと魔法使いのゼルイーク。ふたりの間で、エルレインの気持ちは揺れていた。アレクセルと親しげなオルフェリアにも心がざわついてしまう。そんな折、エルレインそっくりな従弟のシラルが青殻宮を訪れ、四人の関係が微妙に変化し始めた。だがその矢先、ゼルイークがいつ目覚めるともしれない呪いの眠りについてしまった! そしてエルレインの前には、魔王エルゼラスが現れ!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
楓
7
うああああ!・・・なんだこの終わりは(泣)こんなの悲しすぎるよ。助けてA殿下・・・って助けを求めてはイケナイ人だな。この人こそ救われてほしいのに。この先どう決着をつけるのか楽しみです。ハッピーエンド望む。2010/10/17
TAMA
4
カエルの・・・アレクセルも見た目いいのに、つまり内面が出るのかな。貴重なジーニーのスキル。「眠るのが怖いけどカエルの呪い解いてはおかないんだ。ふーん。」が引っ掛かって今一つ魔法使い殿に気持ちがいかなくて。葛藤じゃなくて支配だよね。告白しても困ろうが、いじわるなのは作者なのかしら2017/02/17
透馬なごみ
4
ゼルさまヘタレすぎてエルレインとアレクセルが可哀想やで…。5巻目でエルレインとゼルイークが両想いになり、5巻目でゼルイークとエルレインはなかったことにした。いやー、強い。強いよ、ある意味。アレクセルは初めてかっこよく見えたわ、初めて。ただ、挿絵でアレクセルさんの耳当てがなくてアレクセルさんは泣くとき律儀に外すらしい。魔王さまも出てきまして、耳が尖ってたりを想像してたので魔王らしく感じませんでしたね。魔王さんも中々の言葉遊びが出来そうですよね。≫2015/12/30
ぬこっこ
4
第5作目。今回は切ない!読後何とも言えない感情が込み上げてきて、わああ!って身悶えました。誰の視点から考えても、切ないばかりですね。さよならって、そういう意味か・・・。しかも「もう隠せません、あなたが好きです」っていう発言の出どころに驚きました。私の予想では、エルレインだとばかり思っていたので。あんたかよ、と。そして今後の展開が、ものすごく気になります。最後のゼルは本当に切なかったので。ゼル派の私は教育係とくっつくのも有りなんじゃ?と思わなくもないんですが。題名的に。でもやっぱり駄目かなぁ。2010/05/29
呉藍
3
限りなくオーデット王寄りな従弟殿には可笑しみを感じます。ユークト叔父様は本当に本当に気の毒に……(笑 かと思えば切ねぇ!と叫びだしたくなるような展開。今回ばかりはゼル先生のヘタレ度合も仕方がないと思ってしまいそう……なんだけど、でもさぁ!! アレクセル王子はどんどんかっこよくなっちゃって、思わずほろりとさせられました。「馬鹿」でいるのも楽じゃないぜ。2012/07/26