UTCP叢書<br> いま、哲学とは何か

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UTCP叢書
いま、哲学とは何か

  • 著者名:小林康夫
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  • 未來社(2015/03発売)
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  • ISBN:9784624011710

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内容説明

哲学はどこへ向かうのか。東京大学大学院総合文化研究科の「共生のための国際哲学交流センター」(UTCP)の精鋭メンバーに外国人執筆者をまじえた19人による応答集。現代の哲学のかかえる問題を内在的にとらえ返す試み。

目次

坂部恵
いま、哲学とは何か

萱野稔人
哲学と思考の自由

アレクサンダー・ガルシア・デュットマン
閃きそして情熱

染谷昌義
意識大好き──弁当の哲学への挑戦

森田團
「哲学」における「過去」と「現在」――「いま、哲学とはなにか?」という問いをめぐる予備的考察

中島隆博
哲学としての中国

末木文美士
がんばれ哲学!(がんばれるかな?)

イアン・トムソン
存在-神-論を超えて思索すること──二一世紀における哲学

蟹池陽一
哲学の過去・現状・未来についての随想

野矢茂樹
哲学のやり方

ラリー・ヒックマン
哲学とは何か──この半世紀間の諸提案を顧みて

門脇俊介
哲学的であること、内在的であること

宮﨑裕助
ヴァニシング・メディエーターとしての哲学

北川東子
「哲学─女性─東アジア」という流れのなかで

アンドリュー・フィーンバーグ
哲学の今?

斎藤直子
教育としての哲学・哲学としての教育──カベルの『センス・オブ・ウォールデン』を読む

高橋哲哉
「考える自由」と哲学

ジョエル・トラヴァール
哲学的なものと非-哲学的なものに関する考察――人類学者の視点から

小林康夫
フィロソフィア、火

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしむね

1
哲学の領域 哲学と思想 いま哲学がどのように活かされているか 哲学としての中国 哲学と倫理 哲学と道徳 などなど多面的に哲学を哲学するお話。 「道徳がなぜ哲学の権威を必要とするか」 「死→哲学、死者→宗教、狂気→医学という安易な役割分担。優れた文学のみがそれらを一緒くたにして正面から取り組んでいる。哲学以前宗教以前医学以前の立場に戻らないとあかんで」 という話がよい。 全体としてカジュアルな文体で書かれていて東大教員たちの涙ぐましい努力がうかがえる。2017/03/31

amanon

1
人文系の学問の中でも、とりわけ隅に追いやられがちな哲学。反知性的な空気が蔓延しようとしている昨今だからこそ哲学の意味が問われるのでは?ということに改めて気付かされた。収録されている論文の難解さにはややばらつきがあるが、それぞれに真摯な姿勢で哲学に向かっているのが感じられる。個人的にはフランスの中国を専門とする人類学者による「哲学的なもの〜」がとりわけ興味深く読めたか。自分の専門をベースにしながら、中国を始め、フランス、ドイツ、日本といった視点から哲学を語るというスタンスは非常に新鮮で刺激的だった。2016/07/14

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