内容説明
《個性者》と無個性な一般人である《村人》が一緒にクラス劇をやることになった。学級委員の《魔王》竜ヶ峯桜子(りゅうがみねおうこ)と、副委員長であるところの俺、佐東は当然ながらその仕切りを任されてる。 だが試行錯誤しながらどうにか《村人》代表の斉藤が劇の脚本をあげてくれたところ、その脚本が《個性者》たちからまさかの大バッシングをうけちまった! その厳しい物言いに斉藤をはじめほかの《村人》たちも完全に反発しちまって……! このままじゃ劇どころじゃない。でも、俺はいったいどうすればいいんだ……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
27
この手の話ってさ、途中から設定がおざなりになることが多いけど、今巻はその部分をしっかりと活かして描かれているのがポイント高い。まぁ、キャラは出しすぎな面はあるのだけど。個性からさらに細分化されるということは、逆に同じ個性を持ったキャラが出てくるといった可能性もあるのだろうか。あとがきによるとまたいろいろとあるみたいだし。ただ、他の個性者等の関係か、魔王分が少なかったのだけがちょっと不満。今回から出た組では忍者さんとか好み。2015/09/10
彩灯尋
17
文化祭。個性者と、個性者が認識できない無個性者を繋ぐ役目。設定が面白くて好き。個性者なりに譲れないところがしっかりとあって、個性があるからといって傍若無人なだけではないところが良かったな。そろそろヒロインとの恋愛面も見たいな。2024/05/16
KUWAGATA
15
まず、勇者ちゃんが普通に可愛い子になっていました。不人気は撤回できそうですが、代わりに影が薄くなりそう。その辺のさじ加減が難しいですね。4巻も、ベテラン作家らしく、構成力を感じさせる出来で満足。個性者の見る世界をリアルに想像させてくれる描写力はさすがだと思います。主人公の、適度な熱さも見ていて気持ちいいですね。それからやっぱり可愛い魔王ちゃん。口絵の裏はなんなのアレ!? 開いてみてびっくりしたよ、いや、素晴らしいです、ごちそうさまです! 個人的には今後ロボ娘とRD・絵里(龍の子)の出番を増やして欲しい。2012/09/23
まるぼろ
13
今巻は大学園祭でクラス劇の話です。クラスの個性者が全員登場、無個性者からも須々木さんや奈賀村さんと言った新キャラが登場し一気に賑やかな感じに。まあやはりと言うか個性者と無個性者との間で衝突が起こるのですが果てさて・・・と言った内容。ここまでで流石に気になったのはこの作品、NPC=村人を中心とした余り作品にでしゃばらない人と言う感じな記述ですがNPCでも作品に深く関わったり、PCより人気なNPCって結構居るよね・・・とは思いました。FFのシドの様に途中からPCになる人物も居ますし・・・w 次巻にも期待です。2014/06/05
わたー
11
感想埋め。大学園祭編。クラスの個性者とともに演劇をやることになるも、個性者たちからの反発が起きて…といった内容で、クラスの個性者たちが全員登場し一気に賑やかに。彼らが反発していた理由も、彼ら自身のアイデンティティに関わる内容であることが明らかになって、たとえ選ばれた個性者であってもままならないものだなと。だからこそ、協力して作り上げた劇がなにものにも代えがたく感じてよかった。
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