新潮文庫<br> 古城の風景I―菅沼の城 奥平の城 松平の城―

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新潮文庫
古城の風景I―菅沼の城 奥平の城 松平の城―

  • 著者名:宮城谷昌光【著】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 新潮社(2015/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101444376

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内容説明

戦国期の古城を巡る作家の眼は、そこに将兵たちの哀歓を見る。大軍相手でも容易に落ちぬ墨守の名将として驍名を馳せた菅沼氏。今川─武田─徳川と臣従し、その勇猛を賞賛された奥平氏。籠城せずに常に城外で決戦した剽悍無類の松平氏。三氏ゆかりの城々を経巡り、高潔達意の名文で、その豊穣な思念と鋭敏な歴史観を縦横に記した白眉の城塞紀行。単行本1、2巻を合本して文庫化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

36
古城から将兵たちの哀歓が見えるようでした。菅沼氏、奥平氏、松平氏の縁の城をめぐりながら、戦国の歴史に思いを馳せました。2024/12/30

今日は決算前

3
◯ 「新三河物語」や「風は山河より」の副読本と言える著作。著者がそこに出てくる城趾や寺院等の史跡を巡り語るエッセイ。この巻では、主に三河西地区の奥平氏、菅沼氏、牧野氏、戸田氏等の史跡を巡っている。多くの登場人物達の関係性とその歴史が史跡を通じて語られており、著者のそれらの人物に対する想いも感じられる作品となっている。語られる人物も多く、相変わらず頭には入ってこないが、朧気な姿形はその土地と共に見えて来るように思える作品である。【図書館本】2025/05/23

shou

3
古城や城址を巡る紀行。『山河より』と『新三河物語』を読了済み前提。中世はずいぶんと城が多かったんだな。2015/04/11

左近

1
野田菅沼氏についての小説を書くに当たり、関係する史跡(主に愛知県東南部の城跡)を巡った際の紀行文。各章に版画を付けているのがユニーク。中国のイメージが強い作家だけど(熟語の使用頻度が高いように感じたのは、そのせい?)、日本のことも書いていたんですね。背表紙に“白眉の城塞紀行”と紹介されていたので、期待に胸膨らませていたのだが、城そのものについての記述が意外に少なく、残念だった。とは言え、関係する人物についての説明は、なかなかに詳しくて良かった。自分も平野明夫『三河松平一族』を読んで勉強せねば…2015/06/01

KAZY

1
風は山河よりと新三河物語を読んだので、その取材記も読んでみたくなった。2014/07/16

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