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内容説明
祖母が開いた南洋裁店の2代目店主・南市江は、ずっと顔の見える方への仕立てとお直しに生きてきた。彼女を見守ってきた藤井のパリ勤務前にコートを仕立てた市江。お互いを大切に思う気持ちが静かに溢れるラスト。2015年1月31日には実写映画が全国ロードショー公開の5年以上続いた大人気連載、ついに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wata
48
最終巻、1巻から静かに物語が進んで、淡々と静かに最後まで終わりました。静かだけど芯のある行き方、職人の世界って感じがしました。2018/10/10
くりり
45
ブレる事なく淡々と看板を守って生きていく市江さん、そしてマイペースな関係の二人、でも有る時に手に入れないと!2018/10/16
gelatin
36
★★★★ あー終わってしまった。静かに5年以上続いていた市江の、クラシカルなミシンを踏む音、布を裁つはさみの音。市江が口数が少ないせいか、思い返すと市江のたてる裁縫の音は雄弁だったと感じる。背景を限りなく描かないことは計算の上だったことが「映画『繕い裁つ人』によせて」でわかる。小物とかきれいに描けるんだもの、本当は。それを描かずに、時間と光を描くこのセンスは他のどの漫画家の追随も許さず孤高。いい漫画でした。2015/01/27
Fumie Emory
35
【購入】1~6巻大人買い。 この作品の映画が封切られると知り縁を感じて一気読み。 ちなみにkindleでこの1巻目は無料。 何かに打ち込む主人公の姿は美しく、Aラインのドレスが似合いそう。 ラストが曖昧なのは読者に想像の余地を与えたかったのか、続きを期待しそうで困る。2015/01/25
じょなめのかも
35
最後の最後まで不安を抱きながら読みました。予兆が前巻からあったから。藤井さんは変わってるけどいい人だし市江さんとお似合いだと思うんだけど、パリ行きをきっかけにして二人が恋人になったら、大好きなこのお話の大事な部分が崩れてしまう。しかも「かごめかごめ」では終盤でいきなりの恋愛展開になっていたし…。という心配も杞憂に終わり、あとに残ったのは物語が去っていったという寂しさだけでした。 全6巻というのは決して長くはないけど、自分にとっては大切な作品になりました。映画、オリジナル色が強そうですが見ようと思います。2015/01/26