繕い裁つ人(4)

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繕い裁つ人(4)

  • 著者名:池辺葵【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2014/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063768541

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内容説明

ドレスに刺した刺繍の数は願った幸せの数――。親友の結婚式のためにウエディングドレスを仕立てることになった市江(いちえ)。思い出されるのは洋裁店の初代であった祖母が母のために仕立てた一着のウエディングドレス。着られることのなかった祝福の服に込められた想いとは。そして、その祖母の服を飾る展示会が丸福百貨店で開催されることになり……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

119
久しぶりに読んだけど、やっぱりこの作品好きだなぁと思う。静かに流れる時間の中、少し強気だけどストイックで、何より依頼主の立場になって丁寧な仕事をする職人気質な市江がとても魅力的。そしてそんな彼女をひそかに想いつつ一定の距離を置いて見守っている藤井がいい。祖母とのエピソードもなんだかせつなくてじんとくるし、ウェディングドレスの刺繍、ドレスに刺した刺繍の数は幸せを願った数って言葉がすごく心に残った。2014/05/05

masa@レビューお休み中

111
話が進んでいるのに、寂しさがどんどん募っていく。なぜ、こんなにも寂しいのか。作るということ。作り続けていくことは孤独で寂しい作業なのかもしれない。ウェディングドレスのオーダー、先代の作品の展示会…。華やかな舞台の前には、途方もない労力と苦悩が待っている。あくまで仕立て屋のスタンスを貫こうとする市江は、頑なに先代が築いてきたものを守ろうとしているようにすら見えてしまう。そんな市江にも刺激を与えてくれる人たちはいる。彼らが、新しい風を吹きこむのか。それとも…。それは次巻以降のお楽しみですね。2015/08/30

wata

52
祖母と市江さんの会話に、自分の祖母を思い出しました。「お前は賢い子だ」と言って頭を撫でてくれるのは、どこのおばあちゃんもしてくれることなのかなぁ。2018/10/09

くりり

41
祖母がひと針ひと針幸せを願って刺した刺繍のウェディングドレス、でも過去にばかり目を向けずに、藤井さんも見てあげて!2018/10/15

月子

30
思いの詰まった刺繍がいっぱいのウェディングドレス、見てみたいなぁ(*´ー`*) 牧さんの義母と義姉がいい人◎2015/01/13

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