アクションコミックス 達人伝 ～9万里を風に乗り～ 3

著者名：王欣太【著】

双葉社（2014/09発売）

• ISBN：9784575843132

内容説明

時は戦国末期、大陸を冷酷な法で支配せんとする帝国・秦に対抗すべく立ち上がったのは、荘子の孫・荘丹。大盗賊・盗跖のもとで『天下のツボたる達人たちを刺激して天下の体温をあげれば秦の底に穴をあけられる』という奇想を得て旅へ。しかしその頃、戦国最強の将・秦の白起が楚に迫っていた！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[兵士Ｏ]

王欣太先生の描く、人間の器に荘子の発想をぶちこんだこの物語は確かに面白いです。でも、本来の荘子のテーマはそんなスケールのデカい国や英雄の存亡に関わる話ではなく、もっと身近な人間の生活や考え方などの矮小な話だと僕は思っています。そんな小さな人間が想像力を駆使していかに豊かに生きていけるか？　これはあくまで僕個人の考えですが、それを含めて、正史の上っ面の歴史にアウトローの存在をあえてフィクションとして入れてきた先生の奇想は、そんな小さな人間＝大作家王欣太の挑戦なのだと思います。孟嘗君、呂不韋と続く次の人物は？

2023/04/22

[明智紫苑]

この漫画といい、『キングダム』といい、「第２部」として楚漢の話が描かれるかな？ 読みたいのだが…（気が早すぎる）。

2014/01/30

[こも 旧柏バカ一代]

孟嘗君の死に際が素晴らしかった。 「さらばじゃ」と言って死ねたらどれだけ良いか‥

2019/01/07

[あさひ]

白起の表紙きた！キングダムとの雲泥の差。戦いがあんまりない。呂不韋もきた！始皇帝の生みの親か。

2015/11/29

[半兵衛]

骸骨の歌、庖丁の牛刀さばき、胡蝶（？）のエピソード。孟嘗君のお蔭で文字に起こされず記録に残らない他愛ない人間の事を僕が知れるんだよなぁ。この時代のことあまり知らないから楽しんで読んでます。「あなたの言葉に触れるだけでわれわれは幸福でした」

2013/12/31