海月と私(2)

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海月と私(2)

  • 著者名:麻生みこと【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2014/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063879674

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内容説明

大ヒット作『路地恋花』の麻生みこと最新作! ここは駅にも浜にも温泉にも遠い「とびうお荘」。全3部屋のこぢんまりとした造りで、どの部屋からも海が望める。日々の喧騒を忘れてくつろげると評判のこの宿を切り盛りするのは、寡黙な主人と、住み込みで働く素性不明の仲居・梢。テレビの取材がやってきたり、家出娘が駆け込んできたりと宿は今日も千客万来。どうぞ気ままにおくつろぎください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masa@レビューお休み中

162
鄙びた海沿いの旅館にいるのは、後を継いだ寡黙な主人と、美しくて仕事もできるが素性が不明の仲居のふたり。うまく切り盛りをしていたが、元々宿を畳むつもりでいたので、五月以降の予約がまったく入っていない状態であった。そこに、偶然にもテレビ取材の話が舞いこんでくる。宣伝はしたいが、来たのは、今どき女子のかわいいタレントさん。そして、宿には撮影禁止の素性不明の仲居がいる。さてさて、どうなるのやら…。そうそう、今回は宿の亭主の過去が少しだけ垣間見えます。でもでも、やはり仲居の梢さん秘密は明かされずじまいなんですよね。2014/04/14

147
そんなにページ数ないからすぐ読み終わるのに、五感で感じ取る情報量が多いせいか、充実した読後感がある。とはいえ物語自体はそんなに深いわけではない。ただ、ある日突然ふらりと住み込んで仲居をするようになった梢の謎が少しずつ解けていきそうで、怖いような、いやこれはきっとミスリードなんじゃないか?などと思い巡らせるのも楽しみの一つ。今巻では定年退職を迎えた夫婦の話にじんわり、大手の旅館の娘の家出話にじわじわ、魚屋の青年とその友達の話に呆れたりと、いつもながらメリハリのある展開がとても良かった。2014/06/30

yoshida

122
梢さんの身の上より、旦那さんの過去が分かり過ぎの2巻。「とびうお荘」は料理も美味しく、きれいで気だての良い仲居さんもいる。真剣に泊まりたい。テレビ収録と定年祝いの回、ライバル旅館の娘がひょんなことから泊まり、旅館の仕事に目覚める回。旦那さんの娘が結婚の許可を求める回。どの回も読後感がさわやか。心暖まる良い科白が散りばめられている。3巻ではもっと梢さんの身の上が分かりそうで楽しみ。この感想も梢さんに転がされて書いてるかもしれない。名作。2015/02/20

うがり

67
テレビに写りたくない、知らないブランド品が増えている、何か権利について調べてる……、超胡散臭いよ梢さん。少しずつ情報は出てくるものの未だに何者か分からない。途中で出てきた寒々しい笑顔は何を意味してるんだろうか。同世代が苦手だって言ってたし、過去に同世代絡みで何かあったのだろうか。そして旦那さん、娘さんいたんだね…(それも三姉妹)2014/06/11

くりり

59
相変わらず梢さんはいい性格、旦那さんはバツイチ娘3あり。だけど、お前らなんかに子さんはやらん!って、温泉権の取得とか遺産相続の基礎知識って…ヤバい^^;2015/02/14

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