内容説明
東京銀座にあるすし屋「すきやばし次郎」。主人・小野二郎、現在七十八歳にしていまだ現役。洗練の極をいくにぎりは今も向上をつづけ、いささかの衰えもしらない…。店に通いつづけること二十年、食べ手のプロフェッショナルとして、つけ台をはさんでつぶさに仕事を追い、職人芸術とでも呼ぶべき域に達した江戸前ずしの秘密に迫る。四半世紀に及ぶ料理批評活動の集大成。
目次
第1章 小野二郎に出逢う(料理人の条件;職人芸術)
第2章 小野二郎の五十年(江戸前の由来;「つけ場」「つけ台」「づけ」「つめ」… ほか)
第3章 「すきやばし次郎」の一年―小野二郎に聞く(1)(季節をめぐりながら;赤身が一番好き ほか)
第4章 「すきやばし次郎」の一日―小野二郎に聞く(2)(掃除にはじまり掃除に終わる;ぬるいおしぼりは大ッ嫌い ほか)
第5章 「すきやばし次郎」の一時間(客のお手本;イチローの打撃芸術 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
17
すきやばし次郎は行ったことはもちろんありません。でも聞いたことあります。清潔に、そして考えなぬき、妥協を許さない姿勢の上にこの称号はあるのだと思います。至福のすし、、、。すしもここまでだとは知らなかった。目に見えての違いは少ないと思ってた自分を反省です。2017/09/27
だーぼう
10
切っても切れない存在。超高級鮨店っていうこと以外のお店の魅力も沢山教えてもらえた。ブログに感想を書きました。2010/07/12
kinupon
5
職人の技と心意気が解るような気がします。2013/08/19
はな
4
てんぷらの「みかわ」と並んで日本を代表する寿司職人の小野二郎。著者は「すきやばし次郎」に通い詰めた経験と小野二郎へのインタビューによって芸術的な次郎の寿司の魅力を語り尽くす。季節によってネタが変わる「おまかせ」20貫の素晴らしさ。2万5000円以上するが、小野二郎が現役のうちに一度は食べてみたいものだと思う。小野二郎なのにどうして「すきやばし次郎」なのかといった小ネタも散りばめられている。2018/01/18
Koji
2
一流は掃除や片付けをしっかりする。ということで。2015/06/26
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