内容説明
【電子版限定書き下ろしミニ小説つき】ある中級貴族から、娘の邸で起こる怪異を祓ってほしいと頼まれた玲雅(あきらまさ)と真澄。以前から幸世姫(さちよひめ)の周囲に妖しが出没しており、縁談を控えた姫に悪い噂が立たないようにとのことだった。だが、当の幸世姫に怪異を恐れる様子がない。しかも、姫の縁談の相手が真澄たちの上役・右近(うこん)だと知って…!? いっぽう陰陽寮では、真澄の従兄で宮廷陰陽師の一人、正直(まさなお)が、ある不審な行動をとっていた……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
24
3巻目~。だいぶ展開がわかりやすくなってきました。賀茂本家の正直&直純兄弟登場。あれ、本家が出仕してるなら、真澄無理しなくてよいような…?今回のヒロインは幸代姫。周りのあやかしたちも可愛いし、本人も思い切りが良くて読んでて楽しかったです。主人公頑張れ…!2017/10/28
ダージリン
17
巻末の覗き魔君の日記に、この小説のエッセンスが・・・(笑)。本編は比較的ほのぼのしていたので、ラストの方のあの人やこの人の言動が怖いです。2013/10/14
しゃちおおかみ
10
為時父さん、異類婚を憂えていたと思ったら身分差婚の心配になちゃってます。双子が忌まれるといいながら双子を介して親戚なのに、分家に本家が生まれた双子の存在を知らせてなかったで納得しちゃうものなの?、後付にしても苦しすぎないか。いろいろ「気付かなかった事でヨロシク」って形で押し通されてるところがなあ。それから正直さん、つい固有名詞と思わず「しょうじき」と読んでしまう・・・。2012/09/18
紅羽
9
秘密を抱えてるが故の手探りな状態が続き、何とももどかしい(笑)というか、真澄が鈍すぎる。もう少しよく考えてみて!と言いたくなるのですが、それが真澄らしさ…なんですよね。見守るしかない。巻末の覗き魔さん視点のお話が楽しかったです。読書視点っぽくて(笑)2014/07/08
ろき
6
かりた!蘇芳がだんだん不憫に思いました…。右近さんが好きです(笑)2012/10/19