内容説明
仕事は教えてもらえても、「働き方」は誰も教えてくれない。本書は、給料・時間・評価・人間関係など、「働き方」について知っておきたい22の疑問に答えます。 1、[雇用]会社に残る?転職する? 2、[給料]どれだけ稼げば満足? 3、[時間]残業は会社のせい?自分のせい? 4、[評価]成果主義でやる気になる? 5、[人間関係]同僚はライバル?協力者? 6、[働く意味]「働く幸せ」はどこにある? 働きながら日々感じる漠然とした不安が、社会的にどんな労働問題につながっているのか。その構造、原因を解き明かしながら問題点を指摘し、自分自身の「働き方への考えや立ち位置」を再確認できる一冊です。
目次
第1章 会社に残る?転職する?―雇用について
第2章 どれだけ稼げば満足?―給料について
第3章 残業は会社のせい?自分のせい?―労働時間について
第4章 成果主義でやる気になる?―評価について
第5章 同僚はライバル?協力者?―人間関係について
第6章 「働く幸せ」はどこにある?―働く意味について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すのう@中四国読メの会コミュ参加中
4
即戦力がほしいと最近の会社は言うが、いい仕事をする人は一朝一夕に育つはずもない。実践と座学を組み合わせ、専門領域や関連領域に触れながら、様々な人間関係のなかで成長する。しかし、世の中ではそれを整備する環境が悪化しつつある。成果主義が横行し、効率を必要以上に重視する、それが果たして良い社会なのか?0と1ではない、0.いくらの現実を見定めて、出来るだけ人間らしく生きる社会に出来たらいい。2013/04/30
nutts
4
“ふと、自分の将来に悩む20代、30代の傍に立って、一緒に悩むような立ち位置”という著者の狙いにピタリとハマった一冊。一つのテーマに深くなりすぎず、情報過多でもなく、関連させて考えるべきテーマもほどよく織り交ぜ、結論は出さずに素材のみ提供。ランチタイムに同期と議論しているような納得感。頭の整理やとっかかりとしては良い一冊。2010/09/30
石ころ
2
まぁ、普通。市立図書館にて。2016/02/23
さきたまおおはし
1
働き方を見直したいと思っていたところ手に取りました。労働について研究している先生が、いろんな研究者が出した成果が働く人の役に立っていないのでは、と思って著した本で、働く人間側に立って労働環境や問題について、問題提起という形で丁寧に教えてくれます。人に優しい視点が嬉しい。また、本筋とは関係がありませんが、社内恋愛のページで、多少厄介な事があった身からのアドバイスが、微笑ましかったです。2012/05/27
あづまパパ
1
若い世代の労働環境の実態を知るに良書2011/07/02