ルルル文庫 NOTTE2－恋情の十字架－

著者名：弓束しげる【著】/サカノ景子【イラスト】

小学館（2013/05発売）

• ISBN：9784094521955

内容説明

異端エクソシストと少女の恋の行方は!?

エクソシスト協会に所属するまっすぐな少女イリスは、天才エクソシストのノッテに憧れ修行に励む日々。ある日、イリスは、ノッテと北に行くことを命じられる。二人旅にドキドキかと思いきや、思わぬ少女キアラが一緒で…！？　キアラは協会有力者の孫でノッテに夢中。あの手この手でノッテに迫る。イリスは初めて恋がどんなものかを見せられ、そしてノッテに憧れとは違う想いを感じて戸惑う。一方、ノッテも……。

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[秋製]

少女向け。ノッテが自分が昔から憧れていたルカ司教としり、彼が名前や身を変えていた理由を知っても変わらず、堂々とただ一人敬愛の情を示していた。協会の上層部が煙たがる2人に、詳細を告げずに北都に向かう任が命ぜられた。監視者つきの旅で、監視者のキアラ司祭はルカと古い知り合いらしく、イリアは自分に芽生えたモヤモヤする感情の正体がわからず悶々としてしまいます。

2013/07/16

[F_GREEN]

少年少女のまっすぐさが眩しく、そしてふたりのやり取りが可愛らしく微笑ましい。今回、ルカは不可抗力に朴念仁が重なってちょっと悪い男になってましたが、終わりよければ…。妙にキャラ立ちした関西弁エクソシストまで出てきて、ゴシック・ロマ…ン？ではありますが、大変好きなお話です。師兄はどう出るの？祝福しつつ盛大に厭味言う感じだろうか。

2011/06/27

[こんこん]

まあ、なんとも初々しい二人。じたばたする。そしてよもやな感じの再登場だったあの二人が、なんか相変わらずでとても和んだ。ヘイ、バカップル！

2011/06/26

[U]

ルカは本当頭のてっぺんから爪先まで萌えるな！（爆）これで髪色戻っていたらもう本当最高なのに……ッ！　とまあそれはさておき、シリアスなのにちょっとコメディが上手く絡まっていてとても楽しい二巻でした。養父さんが好き。イリスは相変わらず美少女で眼福だけども表紙派手なナースに見えるのは気の迷いかしら（笑）。今回はルカ受難の巻ですねー。これっぽっちも揺らがないのがちょっと嬉しい。次で完結とは、ちょっと淋しいですね〜。

2011/06/26

[織花]

待ってましたの続編！なにこのらぶらぶ……きゅんきゅんとときめきが止まりませんでした。途中、伏線というか心の深みを持たせるであろう効果がくどくだれた感じがありましたが、動き出したら一気に読み進められました。イリスかわういよ。とりあえず嫁に行かず私の妹になればいいと思いました。今回のお話、一言で言えば「恋する乙女の逆ギレは最強」です。あと、聖女万歳。次巻はその辺りなのかなと勝手に予想しつつ二ヶ月連続刊行を楽しみに。

2011/07/02