内容説明
ラブ全開ゴシックロマン、いよいよ完結!
天才エクソシストのルカと純真エクソシストのイリスは、恋人同士になったばかり。周りが赤面するほど仲良しな二人は、幸せな日々を過ごしていた。そんなある日、月が太陽を隠すという日に行われる降神祭を前に、堕天使とも悪魔ともわからぬものが復活の兆しをみせイリスを……!? そして意外な人物が復活に関わっていて。ルカは愛しいイリスを助けるため命を懸ける! ラブ全開のゴシックロマン、いよいよ完結!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
21
少女向け。自分の気持ちに気付き、何とか素直になれたイリス。晴れてルカと恋人同士になった。北都大規模な祭りである降神祭の手伝いの為、中央都に帰らず留まっていた。ひょんなことから祭りで行う儀式の一つに彼女は参加する事になる。その儀式の最中に、イリスは最上位の悪魔の手にかかってしまう。ノッテ(黒の天使)に覚悟を問われるイリス。彼女を守る為に自分の命を犠牲にしようとするルカ。三度目の正直という言葉を思い出したのと、2人の未来はばら色であるという事を確信できました。2013/07/16
ゆん
4
最後に何という試練なんだろうかと…ただ、イリスのぶれないところが決着を付けたんだなと。とうとう、表紙通りのラブ度になったし。これは3巻で完結して良かったかなと。2011/08/11
しゃちおおかみ
3
マトフェイは表向き司教位のまま雑用係になったんですか?。イリスは「さん」付けで呼びなおしてたけど、神気もう無い訳だしそれはないか・・・よくわからんが。キアラとシモンはああ描いておいて放置なんて・・・、描かないってことはやっぱり「無し」なのかしら・・・気になります。ルカ17歳、プロポーズはストレート。やっぱり若者は直球じゃないとね~。年相応な二人がとてもキュンでした。2011/09/22
こぶたママ
3
3冊目の最終巻で、ラブ度が上がりっぱなしでした。ストーリーもきちんとしてて、とても楽しめました。2011/08/06
織花
3
綺麗に、きちんとまとまっての終わりでした。綺麗事だけじゃ世界はまわっていかない、という事実も体現した二人。その気持ちの現れは、まるで神様の前で結婚の誓いをした時のよう。二人ですべてをわけあう。そのあたり、らぶらぶを下地にしっかりと描かれていたように思います。宗教的な観点、描写と乙女小説的展開が癖なくまぜこんであったお話でした。作家さんがお一人で楽しまれるとかいう後日談、短編集等になって出ないかしら。読みたいです。2011/07/31