内容説明
王宮ラブロマン、いよいよ最終章へ突入!
パルメニア王冠を目前についにシングレオ騎士団攻略へ歩を進めたルシード。世界会議の舞台で自分の正体を知る他国王たちに挑むジル。“あの夜”の約束を胸に、それぞれの戦いに乗り出した二人だが、大公夫婦のいないアジェンセンにはオズマニアの脅威が迫り……!? さらに姿を消していたマシアスも再登場! ジルとルシードに協力していた理由もついに明らかに……! 王宮ラブロマン、いよいよ怒濤の最終章へ突入!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
22
ハクラン変態王にセイタハト鍍金王にジギー=バロンに、おっさんズが活躍中。特にジルとセイタハトの「密、接・・・だと・・・」「奥深い奴めルシード!」に笑っちゃいました。意外な人の意外な正体に、もうすぐクライマックス、な感じ。2016/05/28
佐島楓
12
ついにジルの出生の秘密、マシアスとの再会が書かれる。最終章ということで当初から張られていた伏線もあらわれ、一気に収束していくのがわかる。幸せなラストをめがけて、第十巻へ。2014/05/19
呉藍
9
最終章に入って怒涛の展開ですね。変人でも楽しいハクラン王、キキが猫じゃないと自覚しただけでも良かったわww 今回はジギーが多く出てるのも好きです。さて、ルシードの方はけして素敵なやり方じゃないんだよなあ(笑 剣も抜けないし! でもあの腹心が帰ってくるだけで、彼にかける言葉がかっこいいだけで、よしとしようでもありませんか。気の毒なのはオズマニア父子。本当にさ、アジェンセンは鬼門なんだな、うん。オース王子には、人質期間中に何か見つけられるといいよねえと切に思います。2012/05/29
ミド
8
ルシードとジルは離れているのに、これまでで一番ラブ度が高い気がする。お互いが思い合っている熱が感じられるのはいいなあ。そして今までバラバラだった話が一つに収束しつつあるのが面白い。ところでキキはわかるけれどヒースは誰の血であんな体格に恵まれたの?2021/12/12
ちょび
8
ルシードのカリスマたらし力でとうとう周りもをメロメロに…ソロモンが思ってた以上に重症で笑えた。今回暴かれた謎が色々テンコ盛りすぎて混乱したけど、それは嬉しい悩みなんだろうなあ。久々のマシアス登場にテンション上がった。セイタハト看病の短編はぜひ読んでみたいです、高殿さん。2011/12/11