内容説明
神様、この世界に本当に神様なんているの?
かわいがられ、甘やかされ……傍若無人に育ちつつある妹・るるなを心配しながらも、小学校に通わせることにしたささみ。るるなのことが心配で、「監視ツール」で小学校の様子を覗くことに。そこで繰り広げられていたのは、あまりに奇妙で、暴力的な「北欧神話」の授業だった!?
知恵という禁断の果実を喰らい、楽園を追われた人間。
無垢な心を捨て、神様の心の中を読むことは試練なのか愚行なのか。
未来を知ろうとすること、そして過去を暴こうとすることで、触れてはいけない深淵を覗くことになる幼い神々に下される罰とは。
2013年1月よりシャフト&新房昭之監督(アニメ『化物語』、『魔法少女まどか☆マギカ』)、超豪華スタッフで制作されるアニメ放送もスタート。さらに盛り上がりを見せるシリーズ第10弾!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
25
ヴァルハラの館での希美がるるなに語りかけてく場面がお気に入り。いつも天真爛漫なたまはあまり好きなキャラではなかったけれども、るるなに対して素直に負の感情をあらわにするさまを見て、たまの感情が垣間見れてよかった。2013/02/20
KUWAGATA
24
小学生ががんばりました。北欧神話は断片だけを聞きかじった程度の知識しかありませんでしたが、思い描いていたようなロマンティックなものじゃなかったんですね。荒々しいヴァイキングのお膝元にふさわしい、荒々しい神話でした。たまちゃんもるるなちゃんも希美ちゃんも、まだまだ成長途上、天使のような見た目にそぐわない、どろどろした負の感情を抱えながらも、一生懸命な姿は保護浴を掻き立てられます。さて、いよいよクライマックスに向けて、次巻では久しぶりにささみさんにも頑張って欲しいかな(笑) 今後も楽しみにしています。2013/02/26
さばかん
20
舞台は小学校。(北欧神話の異界だけど) がんばったのは子供たち。 成長した子供たち。 見守った大人たち。 強くなった子供たち。 末世で終末なこの世界で、みんなが力を合わせてがんばるんだ。2013/01/04
Yobata
18
今回は小学校が舞台で北欧神話が鎖々美の妹・るるなに襲い掛かる。自我が芽生えクソガキに成長してしまったるるなが小学校に登校すると、校舎が北欧神話の世界に。しかも裏で手を回していたのはたまだった!るるなは授業という名のステージを乗り越えたまの真意に辿り着けるのか?るるなちゃん甘やかされすぎてクソガキになっちゃったよww足なめの場面ヤベェw邪神三姉妹がそれぞれ破壊神を取り込み、たまの仲間がるるなちゃんを鍛え上げていく。やっぱり希美ちゃんは1番いい子だねwシヴァ以外の破壊神も現れ、最終戦争も間近かな?2012/12/18
baboocon
15
るるなちゃんが小学生に通うというので、もう生まれてからそんなに経ったのかと思ったらそうじゃなかったのね。今回はたまがまた何やら企てていると思ったら、北欧神話がモチーフの、るるなちゃんへのスパルタ授業。今まで良い子だったたまの本音の部分もきけてよかった。2013/04/20