内容説明
がんばらない、私。でも、少し泣いていい?
引きこもりをやめ、学校に通うようになったささみさん。でも、がんばりたいのに、がんばり方がわからないよ……。
『最高神のちから』を持っているはずなのに「普通の暮らし」と「友達の作りかた」がわからない。そんな社会不適合体質なささみさんに愛を暴走させるお兄ちゃん、そして美少女三姉妹は相変わらずセクハラ&キャッキャ☆ウフフでラブコメ中。
外に出たささみさんが出会った世界は美しくも、残酷だった――。でも、もしも願いが叶うなら、神様――。誰かが誰かのために祈るとき……きっと、わたしたちは、ひとりぼっちじゃない。
可笑しくて、ときどき涙。エロスあり友情ありバトルありのシリーズ2巻。
『狂乱家族日記』『アンダカの改造学』などで、数々の新人賞を同じ受賞した作家・日日日が送る。日本神話をモチーフにし、「非日常」な日常を描く人気シリーズ、続刊中。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とら
57
明日放送開始のアニメにあたって積んでるやつ読もうかなあと思った次第です。というかアニメ化か...。大分前に買ったときは、もう完全にイラストレーターの左さん目当てで買ったのだけれど(笑)ここまで上り詰めるとは。なにはともあれ、おめでとう!シャフトってのも良い!ということで二巻です。前巻の内容はうろ覚えだけど、何か2巻の方が面白かった?気がする。日日日さんは急に驚愕の事実を伝えるから凄い。どんでん返し。「最高神のちから」を持ってしまったせいで、色々と壊れていく日常。でもがんばろうとしているのだ。自分の意思で。2013/01/09
蛇の婿
35
あい変わらずこの作家さんの思いつくことには感心してしまいます。よくこういうことを思いつくものだよなぁ…今回は第一部第二部第三部と邪神三姉妹が年齢順に一人ずつ活躍、『お兄ちゃん』の秘密の正体もチラッと匂わせるなど、なかなか読んでいて楽しい巻です…このお兄ちゃんやっぱり「ツクヨミ」だよなぁ…「容貌が無い」演出だし…まだ想像の域だけれども…2012/11/02
くろり - しろくろりちよ
34
2巻の表紙も文句なく可愛いです。前巻ではやや存在感薄めの次女かがみでしたが、今回は光ってました。肉腫の話、はじめての友だちの話、黄泉返りの母の話。肉腫はリアルに考えるとグロイですが…うさぎになってややハッピーエンド。かがみとささみさんの友だち関係は、傷付いて、それでも相手を傷付けたくなくて、だから互いに傷付いて。不器用でとても愛おしい。母の話は切なかったけれど、愛情はそこに、あったよねとホロリ。前巻より重めの話が続きましたがこれはこれでとても好きです。2013/01/15
KUWAGATA
33
かがみさんが不器用すぎて、読んでて苦しかった。というか何という苦い終わり方。これ、次巻で救いは得られるんでしょうか。これが答えというのもガガガらしいっちゃらしいですけど。友情とか親子の情とか、ラノベの枠を超えて切り込んでいく名作。今後どのように話が進んでいくのか楽しみです。2013/01/14
ソラ
31
アニメが予想以上に面白かったので原作も購入。だいぶ前に1巻読んだときはそんな面白いと思わなかったのに、今読むとその印象はがらりと変わって面白かった。一巻も再読しようと思っているけれども行方不明…2013/02/05