内容説明
わたしたちはもう、がんばらなくてもいい。
『私の部屋に侵入しようとするものに、呪いあれ』
引きこもりから、より攻撃的な「立てこもり」となり、誰であろうと部屋に入れようとしないささみさん。
――たとえ、わたしのことを世界一愛してくれるお兄ちゃんでも、部屋への侵入は許さない。
何がささみさんをそうさせるのか、そして、お兄ちゃん、邪神三姉妹に課せられた「部屋に入るためのゲーム」とは?
相変わらずデタラメ世界で繰り広げられる日常の非日常コメディ第一部。
そして母と娘、そして遠い過去に「約束」をした神様との絆を描く第二部。
さらに特別編と題して邪神たまと“ある女の子”の「ないしょの出来事」が繰り広げられる第三部。
相変わらずのキャッキャ☆ウフフと新たなる展開の予兆で内容超充実の3巻。『私の優しくない先輩』が実写映画化された気鋭の作家・日日日(ほかに『狂乱家族日記』など)による好評シリーズ、第3弾!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とら
57
相変わらず左さんの表紙のイラストが神がかっているささみさん@がんばらない。古本屋で持っていない4巻以降を安く見つけたのでとりあえず積読本を消化して購入するかどうか考えようと思った次第。(以前だったら迷わず購入したのだけど、最近はそういうのは自重することが出来る様になった。節約!進歩である。)で、結果的に、あまり惹かれなかったと言うのが事実。キャラクターはデザインも性格も最高なのだが、物語的にそう言う傾向では無いので、最大限生かす事が出来ていないと思う。もう打ち止めかな…イラスト集とか出たら絶対買うけれど。2014/03/17
くろり - しろくろりちよ
41
がんばらないささみさんががんばってる三冊目。今回は究極のヒキコモリ、最高神の天岩戸と、それでも訪ねて来る邪神三姉妹とお兄ちゃんたちが、そこまでして会いに来てどうするの?って聞きながら、そこまでして会いに来てくれることが嬉しくて。過去へと塑逆は後悔したあの日への旅、過去は変えられないけれど、見直してみたらそれほど嫌なことばかりじゃないはずだから。たまのお友達を作ろう、クラスメイトと宇宙人キュピちゃんに会いに行っちゃおうはオマケ的。ささみさんワールド、正直ハマります。2013/01/16
蛇の婿
36
正直なところ、本篇より特別編のほうが好きですW 本編の方、色々話は動いているようですが、時間を置いて読んだせいなのか、2巻の母親像とこの巻の母親像とに少し違和感が感じられるように思いました。日日日さん、あとがきによると、この巻は100ページほどボツを出した、ということですが、やはりかなり苦しんでこの話を生んだのではないでしょうかw2013/02/14
KUWAGATA
36
2巻でああいう引きで終わりましたが、その件については、一応の決着がついたので一安心。個人的には、親子関係をきちんと描けない昨今の大半のラノベ(事故死とか夫婦で海外赴任とか)に対して不満を感じていたので、例え同居しているのではなくとも、血のつながりによって生じる葛藤をちゃんと描いてくれたのは嬉しかったです。みんな不器用で、けれども誠実であろうとするお話。今後の展開に期待します。2013/01/15
ソラ
33
ささみさん、結構頑張ってるなーな第3巻。ライトノベルにしては珍しく親子関係が丁寧に描かれてるなーという印象。関係ないけど表紙のつるぎさnイラストがものすごくかわいい2013/02/05