ルルル文庫<br> 桜嵐恋絵巻7 ~暁の声~

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ルルル文庫
桜嵐恋絵巻7 ~暁の声~

  • ISBN:9784094521658

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内容説明

思いを成就させた詞子と雅遠に、暗雲立ちこめる!?なんと、詞子が、何者かに拉致されてしまったのだ。詞子が、どこに行ったのか見当もつかない雅遠と、自分がどこに閉じ込められているのか、まったく分からない詞子。二人を引き裂きたい詞子の父親の仕業なのか…!?
 そんなある日、詞子は、自分が遠く伊勢に送られてしまうことを、聞いてしまう。このままでは、雅遠と引き離されたまま一生会えなくなってしまう可能性も出てきてしまったのだ。雅遠に見つけてもらえなければならないのに、何の手立てもないまま日は過ぎて行き…。
前巻「桜嵐恋絵巻~遠雷~」の続編。続きが気になっていた方、お待たせしました!遠く離れても互いを信じる二人の愛が奇跡を起こします!

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

34
ああよかったー。再読だけどはらはらし通しでした。無事に落としてほしい所へすとんと落ちてよかった。詞子の正しいものを見通す力は産んでくれたお母さん譲りで、願いを押し通す力は母とされた韓藍の女から譲られたものだ。二人のお母さんと、母親代わりに慈しんでくれた淡路に守られた力だ。詞子は母親や祖父母が大切に育ててくれて、二人の女房が守ってくれたから、こういう風に曲がらずに育ったけど、一方の雅遠はうーんこの両親からどうしてこんなできた三姉兄妹が生まれたのでしょう。左大臣家の姉妹の斟酌ない会話が好きです。この姉妹好き。2017/11/30

ダージリン

28
誘拐どころか、政治的ないざこざに・・・やっと決着がついて、ああすっきりした!雅遠のかっこいいのは変わりませんが、爽信と淡路のがんばりにも注目。2011/01/24

kohaku

19
引き離された雅遠と詞子。約束していた雅遠の新居は裏腹の心境が切なく、離れた場所でも雅遠を思う詞子。思っていたよりも早く誘拐事件が解決してホッと一息。再会したシーンはじんわり来ました。これで完全に父親と離別したけれど、その分艶子の今後が心配。そして新たなカップル、淡路と爽信が誕生!果たしてどう決着を付けるのか。最終巻が楽しみ。2011/10/01

ひめありす@灯れ松明の火

16
夜明けの光に晒されて、芙の花が咲いている。何もかも自分の思い通りになるはずと、世界を掌中に収めたかのように、誰もいない世界、人の眠った世界で、花を咲かせている。忘れ物ですよ、とそっと頭に挿されたのは、夜明けの露ではなく人としての己の身を定める一つの櫛。もっと美しくて、もっとロマンティックなもの。自らの定めを肩代わりさせた女に渡したはずのもの。自分に似合うはずない、と叫ぶ花を、そっと神代の岸へ渡し、愛しい人は去っていく。暁の声を聞いて、やがて人が起きてくる。人と人とが互いに手をとって生きる人の夜明け。2010/11/19

14
あー・・・疲れた(笑)すぐに続きが読める状態でよかったよ。しかしすごい話だった。親父(って呼ぶのも気持ち悪いけど)馬鹿すぎる。頼れる旦那や家人友人に囲まれててよかった。とりあえず引越しもできて安心した。2011/02/04

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