内容説明
「小夜歌、そいつの死体を風呂場に運んで」
女子高に通う双子の少女。虐待を続ける義理の母への最後の抵抗として、双子は殺人を計画し、月森連続バラバラ殺人犯の犯行に見せかける、の、だが……。一線を踏みこえ、階段から転げ落ちる少女たち。
※※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かわゆきか
7
最後まで出てこないのかと思った。完全に犯人視点での展開という思い切りがいい。救いようの無い悪人に追い詰められた犯人達は京也の目からはどう映るのか?次巻が気になりすぎる。2019/06/01
ツバサ
6
京也出ないと思いきや、最後に。今回主役の双子の姉妹は追い詰められてるから、犯行に及ぶのは無理ないよ… 最終巻である次巻どうなるか気になります。2019/06/12
海星梨
5
趣味を詰め込んでなお面白いとか最強か。短期的にハマる作家さんはいるけど、神崎さんはもう好きな作家レベル。「京也は何しにきたんかわからんけど、イラスト一つで主人公と同じ高校生なのに魔王感パなく良い。「殺人は悪いことってわかりましたね? じゃぁ、こういうケースはどうでしょう? 許せるかもしれない? 殺人は何がともあれ悪いことですよね?」みたいな。まぁフツーに、病院に行って診断をもらって相談する、本人説得して児童相談所いく、先生や寮母に相談する、それでもダメなら人権派弁護士やNGO団体探す、と方法はあるけどね。2024/03/07
サエズリ割津
5
前後編の前編。面白かった。百合百合な双子の姉妹が引き起こした殺人事件を倒叙ミステリの技法で描く話。京也はもう登場しないと勝手に思ってたので、ラストで探偵役として出てきてテンションが上がった。それから殺人までの計画やバックボーンが描かれるタイプの話はあまり読んだことがないので新鮮だった。他には計画が上手く運ばなかったことによる僅な綻びから京也が事件を解決までどう導くのかが気になった。これはシリーズ通じて言えるけど表紙イラストがかなり攻めてて視覚的にも楽しい。2016/06/16
STRAP
1
今回は犯人サイドの物語。完全犯罪に挑む双子の姉妹...。マヤ君不在?と思いきや、最後の最後で来ましたか!次巻の展開が気になるトコロ2012/09/16