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内容説明
神話の時代、この世のはじまりを写しとった一冊の「本」があった。
『書』=トゥ・モンドと呼ばれたそれは強大な力を秘めており、それゆえバラバラにされ、
世界のあらゆる書物の中に断片として隠され、散り散りとなった…
伝説を信じて『書』の復活を夢見た父と、彼を慕う主人公・オレッセン。
時は電子書籍全盛の近未来。
全ての「知」は電子化され「ビブリオテック(仮想電子図書空間)」で管理されている。
研究の末、『書』に飲み込まれ失踪した父を追い自らも研究者となったオレッセンは、
『書』の番人である教団アセファルの助けを借りて、ビブリオテックから『書』の深層にダイブする。
その深淵では、ある衝撃的な出会いが待っていた……!!
一方、ユーロパリを中心に、電子書籍を通じた“『書』から現実世界へのコンタクト”も
頻発する。それは世界の秩序が崩壊するはじまりに過ぎなかった…!
巻末に、小説家・三浦しをん氏による解説文を収録予定。
【月刊IKKI掲載分のうち、folio20~26を収録】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bbblind
3
リリト…溶け合ってひとつになる世界…面白い方向に話が加速してまいりました。まさか秘密の正体がロリ少女だとは思いませんでしたが…。フェラン君に感情が生まれた可能性もあり、その発現の描写が堪らなく良い。親に秘密を持つのは自我を持たない者には無理ですもんね。特別な力を持つ者はその孤独ゆえに周りの人間を傷つけたりするが、オレッセンは今回その間違いを犯す可能性のある道を完全に回避した。彼の満面の笑みって初めて見たよな…。しっかし、若い頃のギィがイケメン過ぎる。2014/08/10
さつまおごじょ
3
ますますむつかしいというか、一巻から読み返さないことには一連の流れが頭からすり抜けております。でも次巻で最終巻なんだ!どう収めるんだろう??p.156~158のオレッセンの言葉に心揺さぶられました。「なんでも記録ですむと思ってるのか!!?・・・自分のことばで伝えなくてどうする。伝えようとしないでどうする!記録からはこぼれ落ちるものがあるんだよ!おまえにもわかるはずだ!!」グッときました。。紙本を永遠に愛していこうと再確認できました。最終巻も楽しみです!2014/07/29
645
2
リリトとは…内容はより観念的なモノになり、表現も抽象的で中々理解が追い付かない。所謂、何か凄い事になってきたが何が起きているかわからない状態に陥っている(笑)次巻で完結という事ですが、正直展開を急ぎすぎている気がして、今まで積み上げてきたオレッセンと父親の“記述”と“書”に纏わるドラマが盛り上がりに欠けるような気がします。この独特のSF的世界観は好きだし、もう少しゆっくりと物語を読み進めたかったですね。ラストでどのような終着点に至るのか楽しみにしたいと思います。2014/12/11
三月★うさぎ
1
Kindle版の方が断然安いんだけど、この漫画は紙の本でじっくり読まないとダメな感じ。いよいよクライマックスなのか?2014/10/04
kasukade
1
SFと神話が混ざっていく感じが面白い。科学が発展し今を超越すると魔法のようになるとかいいますがちょうどそんな感じっぽく描きながら宇宙と天使や悪魔を描いてるからなんかデビルマンっぽいかもしれない。リリトもフェランもエレニーも眼がスゴイ魅力的でたまらない。この絵の眼に吸い込まれそうな感じが大好きだ。2014/07/06