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内容説明
神話の時代に存在した、この世のはじまりを写しとった一冊の「本」。『書』=トゥ・モンドと呼ばれたそれは破壊と豊穣をつかさどる強大な力を秘めており、ゆえにバラバラにされ、世界のあらゆる書物の中に隠され、散り散りとなった…
創世以来、「教団アセファル」によって守られ隠されてきた「人類最古の本」。2063年という近未来に、仮想電子図書空間=ビブリオテックにて再集合・再構築され、再び完全な形で人類の前に現れる。『書』がもたらすのは進化への福音か? 破滅へのカウントダウンか…?
ビブリオテックで働く若き技術者オレッセンは、『書』の復活に人生を捧げた父に近づこうと、ビブリオテックの深層へアタックする。そこで彼が目撃することになる、父と『書』の本当の関係、そしてその奥に潜むものとは――
一方、ビブリオテックでは「ドラッグ・ブック」と呼ばれる本がブームになっていた。著者不明の謎のベストセラーを読み解こうとユーザーの熱狂が高まる中、「ある出来事」が勃発する。それはユーロ・パリだけでなく、世界中に激震を与え…!
【月刊IKKI掲載分folio27~30プラス、完全描き下ろしのクライマックスを収録】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
内島菫
13
本書によって、本というもののあり方そのものが、世界の基にかかわる終わりのない境界であるように思われる。古来より人間は自然を、世界を読み解こうとして、芸術や学問でミーメーシスを行ってきた。そう考えるとボルヘス的な「世界は一冊の書物」という発想は、正統派の読み手・書き手の態度であるだろう。ならばまた「すべての書物は一人の人間によって書かれた」という視点も成り立つ。ここで言う一人の人間とは、自我の塊のような独裁者的固有名詞という意味ではなく、名もなき人間という意味でのとある一人の人間というふうに私は解釈したい。2022/05/21
645
2
凄い世界観に圧倒されっぱなしだった。彼らの戦いがとても観念的で正直分からない点も多かったけど、そういった所を想像や予想に補っていくのもこの作品の楽しみ方の一つかなと思えるラストの展開でした。作者の新作が楽しみです。2015/11/27




