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内容説明
中二の夏、溺れていた子どもを助けようとして、自らも命を落としかけた希子は、それ以来心を閉ざしてきた。だれとも関わりを持たないように。将来の夢など見ないように。そんな希子の前に、「死神うどんカフェ1号店」があらわれる。どこか世慣れない店長と、男子ふたりが開店したカフェには、なぜか三田亜吉良、自分を助けるために川に飛びこみ、意識不明の重体のまま眠りつづける元クラスメイトの姿があった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
76
中学生に人気のYA本。心を閉ざして生きることを自分に課した女子高生・希子。ある日訪れた「うどんカフェ」というヘンな店で、信じられない人物との出会いが…。面白い設定でさくさく軽く読めるけれど、大人への不信感がちくちくと痛い。まだ物語は始まったばかり。続編が読みたくなるけれど、え?もう6巻まで出てる!先は長いな。2015/09/24
papako
60
ずっとセールの度に気になっていて、やっと読みました。溺れた子供を助けて、助けられ、助けてくれた男の子は昏睡状態になり、いろいろ拗らせちゃった高校1年の希子。ひょんなことから死神うどんカフェで昏睡中の三田くんに再会する。少しずつ動き出す二人の時間。『肉貸し』ってすごい名前。さてさてどうなる?ってもう4冊読んじゃって書いてます。2019/07/02
BlueBerry
48
これは如何にもYAと言った感じの小説でした。私にはちょっと合わなかったかな。同じ作者の「お面屋たまよし 」とは大分違った印象でした。2014/10/17
Nyah
46
林田希子は二年前の中二の夏に溺れている子どもを助けようとして、自らも溺れ、希子を助けるために飛び込んだ三田亜吉良により、自らは助かり、亜吉良は意識不明が続いている。中高一貫校をやめ、都立高に入り直し人と関わらないように生活している。ある日、自宅近くに 「死神うどんカフェ1号店」を発見。そこには、元死神、現死神ふたりと三田亜吉良、/なかなか楽しい。2022/06/04
harupon
44
図書館で予約本を受取後、館内展示コーナーでを見つけたお勧め本。たまにはティーンズノベルも読んでみようと借りてきた。面白い!!高校1年の林田希子は、中高一貫校の私立中学から都立高校に進学。友達を作らない、楽しい事を避ける生活を自ら送っている。死神うどんカフェ1号店の店員たちと関わって徐々に変わっていく。シリーズ一杯目から六杯目と別腹編まである。この話、追っかけたい。別腹まで満たしたいわ。2021/07/21